きもの選びは友達探し、あなたの笑顔に癒される by かずまさ

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第547号 2011年7月12日「ホームページ No.4」

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ユーチューブの第二弾でお客様の前撮り写真を載せました。
当店の前撮りは自慢のひとつで、時間をかけてヘアーメイク・着付けをしてから、これもまた時間をかけてプロのカメラマンに撮影していただいています。やはりプロが写す映像は我々のものとは違って生き生きとしています。
20年以上前の話になりますが、私もマミヤのカメラを購入し、スクリーンも作って、10年以上にわたってお客様を写してきました。時には良い表情の写真もありましたが、素人はプロには勝てません。
お客様の写真は、ご本人の許可をいただいて、DMに掲載したり、各店に飾らせていただいたりしています。
どの表情も明るく、記念に残す写真にふさわしいものばかりです。ヘアーメイク・着付けのスタッフとのコミュニケーションも良く、撮影中のちょっとしたアドバイスやアドリブなどなど、とても良い雰囲気です。写真をご覧になればおわかりいただけますよネ?
これからも長く続けていきたいと考えています。

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第546号 2011年7月8日「おつづきいかがですか? No.11」

暑中見舞いを書いていたら、懐かしい人を思い出した。何度もこのコーナーに登場している中山の広瀬さんだ。『お抹茶は楽しく会話しておいしく飲めばいい』と教えてくださった。
彼女のご主人は盆栽が趣味で、庭の手入れをよくされていたが、水遣りは特に大変そうだった。動物でも植物でも生き物の世話というのは毎日のことだから、自分の生活の中の一部分どころか大半の時間を費やす。私はあまり詳しくはないが、盆栽なら肥料のほかに株分けなどいろいろやらなくてはいけないことがあるのだろう。毎日、それは楽しそうにせっせと作業されていた。
何か打ち込める楽しみがあるというのは幸せですネ。年を取ったから余計そう感じるのか?今ごろ天国では、『おじいさん、そろそろお茶にしませんか?』っていう会話が交わされているのかも・・・おつづきいかがですか?

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第545号 2011年7月6日「暑中見舞い」

今年は早くから暑い。まだ梅雨のはずなのに、連日30度以上の真夏日ばかりで仕事が手に付かない。節電とはいえ、店にクーラーを入れずに営業するわけにもいかないし、着物に汗ジミが付いたら大事(おおごと)。これ幸いに、涼しい店内で暑中見舞ハガキをせっせと書いている。
今年は、この暑さのお陰で例年よりも順調に進み、早く出せそうです。
故岸信介元総理が長生きをする秘訣三か条なるものを言っていたが、確か 1.転ぶな 2.風邪引くな 3.義理は欠け・・・だったと思う。三番目が特に面白い。
むかし、『営業マンは年齢×10枚の賀状や暑中見舞いを書きなさい』と教わった。私の場合は600枚になるわけだが、還暦を過ぎた今年からは500枚にした。一方通行で時候のあいさつだけの方が多い。
『義理を欠け!』難しいけど仕方がないか・・・と思う。懐かしく思った時に電話でもしよう。

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第544号 2011年7月1日「モンシロチョウ」

ここ数年、鶴舞公園で蝶を見かけなくなった。もう我が町の小動物はいなくなる運命なのだろうと思っていた。
ところが、先週の土曜日、『あれっ!?』 モンシロチョウが一羽。朝の6時半、ラジオ体操の始まる頃です。バラの花の周りを見つからないように(?)飛んでいるのを見つけて嬉しくなった。もう蝶なんて見られない公園だと思っていたのに・・・。同じ日に違う場所でももう一羽、翌日の朝にも一羽。同じ蝶でもいいから我々中年の楽しみのひとつとして公園中を飛んでもらいたい。

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第543号 2011年6月27日「夏の振袖」

近ごろは、結婚式の披露宴でもひとりも着物を着用していないことがあるそうで、きもの屋としては寂しい限りだ。
そんな中、先日、嬉しいことに何年か振りで夏振袖のレンタルの問い合わせがあった。レンタル屋さんでも、選べるほどの夏振袖の在庫は持っていないと思う。正直屋でも夏用の商品はあまり持たなくなった。そこで、急遽、メーカーに無理を言って、一時間ほどの間に数点集めてもらった。それらをお客様にお見せしたところ、気に入ってくださった商品があり、7月中旬にそれを着用していただくことになった。
そもそも、夏の振袖があるということを知っているお客様は少ないと思う。絽(ろ)の表生地に、今回は紗(しゃ)の長じゅばん、絽の袋帯をコーディネート。
このお客様は結納の席で着用されるとか・・・晴れの日に喜んでいただけたら幸いです。

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第542号 2011年6月20日「ラーメンが食べたいなぁー!」

ラーメンが食べたいなぁー。昔ながらの五目ソバ。野菜が入っていて、うずら玉子が入っている本格派(?)のラーメン。今は豚骨とか醤油ラーメンに焼豚がのってるのが多いけど、やっぱりラーメンは五目ソバだ。
カレーライスが食べたいなぁー。昔、正直屋にはたくさんの人がいたから鍋一杯作っていた。だから美味しい。ジャガイモやらニンジンやら肉やらを探しながら一気にご飯の上にかける。2回3回に分けるイカサマはダメだよ!次の日に食べるカレーはもっと美味しかった。
味噌煮込みうどんが食べたいなぁー。昔、うどん屋の息子とよく遊んだけど、彼もおふくろの味が一番おいしいと言ってたっけ。我が家の味噌煮込みは、うどんを一度に入れてしまうから最後のほうはうどんに味噌がしっかりしみ込んで切れ切れに・・・それがまた美味しいんだ。あの味噌煮込みうどんも、家族に加えて従業員もみんなで食べていたから大鍋で作っていた。美味しかった。
どの家庭にも、その家にしかない特別メニューがあると思うんだ。懐かしいおふくろの味?私のおふくろの口ぐせは『美味しいよ!』だった。懐かしい言葉だけれど、もう作ってはもらえない。女房殿の味は私の身体を気遣って薄味。30年以上になるからもう慣れてしまってこれが一番かな?残念ながら、この味は昔の味とか懐かしいなぁーというものではない。いつまで食べさせていただけるか・・・元気が一番。

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第541号 2011年6月14日「掛け軸」

541初代正直の書いた掛け軸が戻った。

正直屋に縁の深い方々に贈ったものだと聞いている。家康公の『人の一生は・・・』で始まる文章が書かれている軸だ。
従兄弟の家にも飾られていたが正直屋にはなぜか無かった。
親父のところにも贈られていなかったもので、私はとても欲しかった。
達筆だったとの噂どおり、とても上手に書けている。早速仏壇の近くにでも飾ろうかと考えている。
私は祖父母とは長い間いっしょに生活していたので、この軸を眺めていると懐かしさと嬉しさとがこみ上げてくる。
宝物として一生大切に残したいと思う。

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第540号 2011年6月10日「ホームページ No.3」

私の主な仕事はDMを作ったり、HPの『徒然草』を書いたり、振袖の商品チェック等をすることだ。
DMに関しては、発送のタイミングや方法に常に頭を悩ませている。そんな時によく見るのが昨年書いた日報。『このDMはダメだった』とか、『ここで入れたチラシは効果があった』とか。私の思いつきで原稿チェックや直しが早まったりするので印刷屋さんも対応が大変であろう。最近では、DM用の名簿も数が減ってきているので情報誌や新聞等に広告を出すことも検討している。
インターネット動向は早くて厳しくて難しい。やればやるほど痛感する。少し気を抜くとすぐにアクセス数はガクンと落ちている。そんな失敗ばかり・・・しかし今はこれしかない。勉強するしかないので、いろいろな専門家の方から意見を伺いながら直している。昨年も5~8月は大改造した。今年もこの時期、他社のチェックもしながら良いところは盗んで改造したいと思っている。見れば見るほど直すところばかり。その都度対応してくれる業者の方や従業員に感謝しながら前進していきたいと思っている。

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第539号 2011年6月7日「東日本大震災 No.6」

539いつの間にか大地震から3ケ月が経とうとしている。テレビのニュースを見ていると、大の大人が何をやっとるんやぁーと誰もが思うことだろう。
前進したつもりの対応が実は後退だった・・・私にもよくあることだが、被災地の方々にとってみれば、そんなことでは困る。食事を二食も三食も抜けと言われても、寝るところさえないのに何を言っとる!と腹が立つだろうなぁー。こんな災害に遭ったことはないのだから初めからとまどっているわけで、未来のことよりも、まずは今を生きることが大変で、号令をかける人も考え悩んでいることだろう。日本は今までそれほどまでに平和だったという証拠なんだろう。
テレビもどこで調べてくるのか悪いところばかり映す。事実なんだから仕方がないのだが、悲惨なところばかりでなく、皆で協力しあって少しずつでも改善しているところや心温まる話題なんかもあるだろうに・・・天皇、皇后両陛下の被災地訪問は励ましの最も良い放映ではないか?お忙しい中でのお見舞いが被災者の方々に少しでも明るい光が差し込むことになればいいと思う。
『がんばれ!ニッポン!』

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第538号 2011年6月3日「医師」

病院での問診の大切さは、お客様でもある私の主治医の先生からよく伺っている。
染み抜きも同じで、お客様からよく話を聞いてから品物を預かるよう従業員には指導している。いつ付けたシミか、どうしてシミになったのか、撥水加工等はしてあるのか、など。業者には、シミに関するお客様から得た情報を知らせた上で作業に入ってもらっている。
最近、従業員のひとりが風邪なのか、扁桃腺が腫れて、それが長く続き胸が痛いという。『気胸かもしれないね』ということで近くの病院へ行った。そこでは詳しく問診されたそうだ。レントゲンを見て、その解説もしてくれたが、結局彼女はきちんと説明を聞いた上で、薬はもらわずに帰ってきたそうだ。現在、多くの病院の先生は、データーチェックだけで、なかなか話はしてくれない。そのくせ薬はたくさん出したがる。病を治す仕事は難しい。患者と向き合ってきちんと理解させることはとても大切なのだが、それを実践するのはもっと難しいのかな?いい勉強になった。

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