きもの選びは友達探し、あなたの笑顔に癒される by かずまさ

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第703号 2013年3月8日「神様の言う通り No.3」

誰でもそうだと思うのだが、今までの人生、ずい分曲がりくねった道を歩んださ。あとで後悔することがどれだけあったか。だが、先のことなどわかるわけが無く、立ち止まって色々と悩む。神様が、『今回は右へ行け』、『この場合は左だ』と示してくれたら、簡単で結果も良いに違いない。でも、自分で決断して歩んでいくしかないのです。
私の場合、ガンや不慮の事故にでも遭わない限り、平均寿命からすると、あと十数年の命かな?残りの方が少なくなりました。中小企業の経営者だから、定年などというのは自分で決められるし、倒産すればそれで終わり。それは最も辛いことだが、そうならなければ後継者が続けてやっていってくれればいい。どうせいつかは終わりが来るのだから、その辺のことをそっと教えてくれるといいなぁ。
近ごろ、店の神様達が、色々と私に訴えてくる。私は、上から目線で命令することが多いらしく、『私達に、もっと考える時間を与えてくれたら、もっと自発的になるし、成長できるのに・・・』と。それは、真(まこと)のことが多く、自信喪失する。ため息は、そんな時の為にあるのかな?『あ~あ!』

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第702号 2013年3月5日「卒業式」

3月は卒業式シーズン。正直屋でも、袴の着付やヘアメイクの予約が連日入っています。3月1日から始まり、最終は4月の入学式まで、各店では、毎朝早くからの出勤となります。毎年、この間は、従業員の体調が一番気になる時期でもあります。もし、風邪でも引かれたら大変困ります。また、美容院のスタッフの方々も、連続となるので疲れが一番の敵になるでしょう。
『大変だね。』と言って見ているだけの私と違い、当店のスタッフ達は、半衿付けや髪飾り・肌着・草履等の小物の用意、順番に着装できるようにとの前準備に余念がありません。当日間違えたらそれこそ大問題。これだけ毎日のこととなると、当然、雨の日もあります。そうなった時のことまで考えておかなくてはいけません。自分の店のことながら、『よく動いてくれているなぁ』と感心しています。体力的にも厳しい日々です。『成人式のように一度に集まり、10日間くらいのうちに終わってくれるといいなぁ』などと勝手なことを考えています。
卒業式をもって、学生生活ともお別れ。新しい世界へのチャレンジが始まります。最終のセレモニーを華やかに飾ってあげたい。そう思っています。

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第701号 2013年3月1日「問い合わせ No.3」

701近ごろは、何を調べるのにも、自宅で簡単にできるようになった。WEBでチェックし、もっと知りければ、どんな遠くへでも直接フリーダイヤルで問い合わせることができる。気に入れば注文すればよい。商品が届き、気に入らなければ一週間以内なら返品もできる。当然の権利で、我々もそのように対応している。
商いに結びつけようと、購入した名簿をもとにDMを送っている。テレアポして、今後カタログは必要ないとのことであれば名簿から削除したり、直接お店に送付停止依頼の電話がかかってくることもある。そのようなことのない限り、約一年間、色々な『きもの屋』からDMが届くことになる。受け取る側からすればゴミの山だが、そんなことはお構いなしに送りつけてくる。振袖を購入する予定のない人にとっては迷惑な話だ。
個人情報保護法制定以降、名簿自体が古くなっているから、宛先不明で戻ってくるDMも多くなった。しかし、DMの郵送が一番手っ取り早い。近ごろ、DMに掲載するモデル画像の契約についての取り決めが以前に比べて厳しくなったものの、まだ、しばらくはDM作りに励むしかない。
WEBの効果は、正直なところよくわからないが、確かに、以前よりも資料請求や問い合わせが増えたように感じる。こちらからすると、年齢も好みもわからない、姿の見えない相手に、どうお答えしたらよいものか困る時がある。『こんなイメージの品がほしい!』と言われても、その方の思い描くイメージを完璧に把握することはできない。色は特に難しい。WEBも、動画やARと立体的なものが多くなった。ついていけるだろうか?と思う。

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第700号 2013年2月26日「生命保険」

62歳にもなると、昔掛けた生命保険の見直しの時期となる。もちろん一生保障のものもあるが、そうでない場合、どうするか色々と悩む。子ども達はすでに成人し、一人前になっているから、考えることは店のことと妻のことだ。
自分は糖尿病なので、40歳を過ぎてからは新たな保険加入ができなくなった。外資系の保険会社が、病気にかかっていても加入できる商品を数年前から売り出していて、掛けようかとも思ったが、いざという時に保険金がおりないなどという話もあり、申し込みを控えていた。
そんな時、ある日本の保険会社の方から、無審査で入れる保険が出来たと聞き、入ることにした。毎月の保険料は1万5千円、入院すると1日1万円の保障だが、期間は最長で2ヶ月間、手術は500万円までの保障だ。
しかし、契約後に、もう一度よく考えてみた。もし、銀行に毎月1万5千円預けたら、1年で18万円、2年で36万円貯まる。1ヶ月も入院することはあまりない。それに、今までの保険が65歳までは保障してくれて、死亡したら見舞金もくれる。保険料1万5千円の保険は、死亡見舞金は出ない。年を取れば、2ヶ月ばかりの入院給付では済まないだろう。
現在、自分は毎月大学病院に通っていて、尿検査・血液検査をしてもらっている。血圧測定・聴診器による診察も受けていて、肺のチェックもしてもらっている。そして、わからないことがあれば、その場で必ず先生に聞くようにしているから、健康な人よりも健康管理をしているつもりだ。
色々迷ったが、保険期間が満了となる65歳になるまでの間に検討するということで、新たに加入した保険は解約することに決めた。その期間に、もっと良い保障の商品が出てくるだろうと思う。

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第699号 2013年2月22日「問い合わせ No.2」

先日、ニューハーフらしき方から振袖の問い合わせがありました。何気なく聞こえてきた電話の応対がいつもと違う感じがしたので後から聞いてみると、男性からの『私でも着られる振袖はありますか?』という問い合わせだったそうです。『今の時代だからこその話だなぁ』とビックリしていたら、二年前にも、そんなお客様があったらしいのです。言われてみれば、聞いたような気もしますが・・・。どこからどう見ても女性にしか見えない方だったそうで、前撮りの時はお母様と来店され、一緒に撮影されたそうです。今回はどうなるのか?キレイなニューハーフの方の写真がホームページにも掲載できるといいなぁ。
反対に、女性の男物紋付羽織袴姿もいいですね。近ごろの男物は、派手派手の商品も多いんですよ。当店では、近々、サッカー選手の『清武』ブランドを発表し、レンタル受付を開始します。DMは男性には郵送しません。最新振袖カタログの中の1ページで商品を紹介しますが、あとは、正直屋ホームページと新聞チラシでの宣伝となります。その振袖カタログの商品紹介ページには、『知人・友人をご紹介ください』とあります。ご成約の場合には、ご紹介者とご本人にささやかなプレゼントがあります。もし、興味をお持ちの方があれば正直屋へお連れください。よろしくお願いします。

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第698号 2013年2月20日「問い合わせ」

1・2月は、成人式の振袖の問い合わせやカタログ請求、また、『振袖は作ったから、もうDMは送ってこないで』という電話も多くあります。『カタログの何番の商品はありますか?』という商品の問い合わせの場合、迅速に対応できるよう努力はしていますが、どうしても後日のご回答になってしまうものもあります。他の店舗からの取り寄せの場合などは、『明日以降なら入荷しますが、ご覧になりますか?』と伺うと、大半は『取り寄せて欲しい』とおっしゃいます。しかし、入荷後、携帯に電話しても出てくださらないお客様もあり、『あの問い合わせは何だったんだろう?』と首をかしげたくなる時もあります。
正直屋のホームページには、寝具のコーナーもあります。最近はあまり注文がありませんが、『ふとんの打ち直し』もやっています。近ごろの既製品は、掛ふとんは羽毛、敷きふとんは羊毛が多くなりましたが、今でも綿のほうがいいと言われるお客様もおられます。打ち直しであれば、綿の量を少なくすることも可能なので、押入れに上げ下げしている方、特に高齢の方には喜ばれます。
先日、久しぶりに打ち直しの問い合わせがあり、綿を預かりに伺いました。若い奥様だったので、『打ち直しのことをよく知っていたなぁ』と思いながら費用についての説明をしたところ、高額だと思われたのでしょう。『検討します。』とのことでした。既製品の綿ふとんは、工場生産だったり、海外仕立だったりで安価です。綿のほうが寝心地が良いと気に入っておられる方か、こだわりがある方くらいしか打ち直しはされないでしょう。日本は人件費が高いので仕方がありません。
時代の変化で、知らないうちになくなっていく商品が、これからもたくさん出てくるのでしょうね。

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第697号 2013年2月15日「振袖21グループ」

697振袖21グループの平成25年度第1回目の会合が、2月初めに京都でありました。参加するたびに何かを勉強してくるのですが、近ごろはホームページの話題が多く、どうやったらアクセス数が増えるのか、などのヒントを教えてもらいます。
今回は、前回に引き続き、メーカーから見た成人式調査報告や、今年の振袖傾向の話がありました。きもの業界が毎年縮小している中で、店舗を大きくされたり、写真館を出店されたりしているお店もあります。どうやってお客様に満足していただいているのか、その店のノウハウが気になるところですが、なかなか聞き出すことは出来ません。振袖グループの会合に、わざわざ時間を作って参加されている方たちに、少しでも良いお土産を渡すことができるよう理事や事務局も苦心しています。一人で考えているだけではなかなか思いつかないことでも、同業の方々との雑談の中で、ふと思いついたり、思い違いに気づいたりすることも多くあります。
この会の理事として、会員であるきもの屋さんのお客様に喜んでいただける商品や情報を提供できるよう、今年も勉強させていただくつもりです。

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第696号 2013年2月8日「男物と小学生の着物」

成人式というと、女性の振袖の話が中心になりますが、2~3年前から、男性の紋付羽織袴の問い合わせも多くなりました。昨年は、遊助ブランドの商品を借りてくださった3人組がいらっしゃいました。また、結局は問い合わせだけで終わってしまいましたが、色違いで着用したいという5人組の方たちもいらっしゃいました。
男物は、身長により袴等のサイズも異なります。たくさんのデザインで、全色・全サイズを在庫として持つというのは採算面を考えるとなかなか難しいのですが、現在、少しずつボリュームアップを計っています。
小学生からも、男女を問わず卒業式袴の問い合わせが多くなりました。身長135~150cmサイズは商品自体が少なく、対応するのが難しくて、なかなか手が出せません。今はまだ問い合わせだけなので、動き出してはいませんが、今年は1組でも2組でも対応できればいいかな、と考えています。ご利用ください。

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第695号 2013年2月4日「今年の振袖は?」

例年、振袖商戦は、1月が一番盛り上がる。ところが、この1~2年、その商いが前倒しになり、早い人で前年の夏前からになった。それは、我々着物屋が、早くからDMの発送を始めるからなのだが、メーカーは9~11月に新作発表のピークを迎えるので、それ以前にご成約される方は、旧柄を購入またはレンタルされたことになる。当店での、平成26年に成人式を迎える方への新パンフの第一回目の発送は昨年の11月だった。
当店が加盟している振袖21グループでは、『Reborn』(リボーン)というブランドを立ち上げ、今年からはウェブサイトでも宣伝していこうということになり、My振袖ドットコムの1コーナーでも宣伝している。メインは、『CECIL McBEE』のオリジナル配色柄、『MURUA』等である。大切に続け宣伝していきたい。
ところで、当店では、2月中旬過ぎに、今一番人気の『きゃりーぱみゅぱみゅ』振袖を販売することになった。倖田來未と同じように息の長い商品に成長してくれるといいですね。
当店は、古典でもちょっと可愛い系狙いなので、他店とは違い、地域ごとでのバッティングが非常に少ないと自負しています。『こんな振袖を着たい!』という方々がインターネット検索をして、多数来店してくださいます。他店で扱っていない商品もたくさんあります。ぜひ一度ご来店いただき着用してみてください。

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第694号 2013年2月1日「寒いですね」

大寒を過ぎた2月の節分前あたりが、一年で一番寒い頃なのでしょうか?
日の出も午前7時頃と遅く、朝の散歩もちょっと辛い。『寒いですねぇ』と、毎朝会う方々と挨拶しています。節分を過ぎれば、春まっしぐら。少しずつ暖かい日々に戻ります。だから、『もう少し、もう少し』と思いながら頑張って早起きしています。
学生時代は、ギリギリまで寝ていたくて、毎日遅刻すれすれに登校していた私。その頃と比べたら、今は考えられない生活。祖母が生きていたら、ビックリするだろうと思う。子どものお陰です。こんな習慣を続けられるようになって感謝しています。
今の時期は、寒椿の花のきれいな時期ですね。なぜこんな寒い時期に咲くのだろうと思いませんか?木に春と書くのも不思議だね。『勉強が足りん!』とお叱りを受けそう。
インフルエンザやノロウィルスが流行しています。風邪を引かないよう予防と注意をいたしましょう。

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