きもの選びは友達探し、あなたの笑顔に癒される by かずまさ

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第205号 2007年11月13日「そんな アホな!!NO.4」

近ごろちょっとしたことで腹が立つのはカルシウムが足らないからだろうか。
いや、食べる物はきちんと食べているから、そんなことはないと思うのだが、57才にもなった人生の経験者がいちいち細かいことに腹を立てていたら近くにいる人間はたまったものではないだろう。『そう思ってはいるのだ…!』だが日々の生活では変わりなく毎日カッカと腹を立てているヘソ曲がりだ。今日も広告会社の女の子が犠牲になった。母さんは妬まれるからやめなさい!!と言うが、ついつい注意してしまうのが悪い。イジワルジイサンが自分では間違ってはいないと思っているからよけいに悪い。いつもどうやったら直るだろうと考え、もう今日から怒らないゾ!!と決心するのだが、相手がいいかげんに返事をしたり、ルーズな対応だとつい又ムカッ!!とくるのだ。困ったものです。
心静かに『諭す』ということはできないものか?心の余裕というものがない。心が豊かでない証拠です。苦労した人間には味が出ると言うが、ワガママの味はどんなだろうか?
目がつり上がっている?口がヘの字になってる?
…『そんな、アホな!!』

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第204号 2007年11月08日「七五三の栞」

先日、七五三のお客様が買い物をされそのサービスとして『七五三の栞』を母親にあげたら子供が「それなあ~に」と聞くのです。「これはね、七五三のいわれを…」と言いかけて、いわれなんて言葉は知らないヨネって思い、「う~ん」と言葉につまった。
子供としては、今日は私の買物なんだから、サービス品なら私の物ヨ!!とでも思ったのだろうか?近頃は七五三のことを親も知らないので、なぜ?って言われても答えられない。そんな訳で、親の教育をしている訳です。ここまで健康で育ったことに感謝しこれからもよろしく!!とお祓いする儀式なんだヨ…「どうして?…どこで?」…
確かに親も知らなくてはいけないことなんだけど、子供も分かる理解する様な栞なら家に帰ってから絵本を読んで聞かせる様に幼児教育ができたかもしれないのに…
子供の目線で作られた栞でなかったことにちょっともう一つ工夫がほしかったと思った。
自分も子供を育ててきた時にはしていなかったが、子供を叱る時は子供の目線まで腰をかがめて両手を強く持って諭す様に『○○ちゃんなら、分かるよネ!!』と叱ると良いとお客様に聞いたことがある。
なかなか出来ないことだけど、このたびのことは、次回に作る栞の参考にしたいと思った。

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第203号 2007年11月07日「前撮り」

今年も写真撮りが始まりました。今年11月初めの1回目の前撮りは秋晴れのとてものどかな1日でした。時節柄七五三のお客様はとてもにぎやか・・・本店では泣き出す子もいましたが、写真撮りの頃には治まった様でワイワイガヤガヤと戦争でした。熱田神宮のおみやげを持参いただいたお客様もみえ、嬉しくありがたく思いました。
今年は7月より新人が各店に1人づつ入社しており何かと初めてで不手際な点がなかつたか気にかかるところですが、天気が良かったから許して下さい。などと一人言です。
この2~3日で急に名古屋も寒く秋らしくなりました。『七五三ってなに?』『どんないわれがあるの?』と一緒に来店されたご主人に聞かれ、七五三の栞を作って良かった-と実感ついでに一言二言着物の良い点や歴史を・・・くどいぐらいかなァ~。
きものを好きになってほしい・・・の心からですからゴメンナサイ。でも皆さんに喜んでいただけて楽しい一日でした。

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第202号 2007年11月02日「そんな アホな!!NO.3」

ある時、業者の失敗でその担当者を注意していたら、母さんが『あなたみたいに細かい所まで注意されたら楽しく仕事ができんワ!!』と言われ、そんな事はないと思いながらもなるほど…と感心した。人間なんだから失敗はつきもの。逃げるところがないと、その時は謝っても心に憎しみを持ったりして良いことはないのだという。
そういえば、以前に番頭にも同じことを言われたことがある。人間、得意なこともあれば、不得意なこともあり、又、努力してコツコツ仕事をする人間もいる。その時々に注意ばかりされたら考えもしないし努力もしなくなる。相手に考える時を与えなさい!!と言われた!!
しかし前回のカビの問題でも、そのままではお客様に迷惑がかかるじゃないか!!と言ったら、その係ではない人にお願いして、仕事だけは進めればいい!!という訳です。『ふ~ん…なるほど!!』自分だけがカッカとしているだけで損だ!!ということです。又、相手も怒られ損だ!!ということです。
『ふ~ん、そいういうもんかネエ!!』と怒りながら『おい酒がないがや!!』と言ったら、『あんたには先がないワ!!』と言い返された…『そんなアホな!!』

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第201号 2007年10月29日「七五三参り」

七五三のお客様がたくさんご来店いただきうれしく思っています。当店のお客様はもちろん当店で写真撮影、ヘアー・メイク、着付けまでされる方が多く、前撮りのお話をしているとお母さん、お祖母さんまでも『それなら私達も着物を着ようか!!』と言っていただける方が多いということ。一家皆で着物を着れば、それゃ晴ればれですヨー嬉しいナァー!!です。又、にぎやかでいいですヨ!!
近ごろお母さんも忙しくて着用の機会がないですから、ご主人も嬉しいのではないでしょうか?
一家揃って氏神に行き、子どもの成長の感謝とこれからの一家の幸せも願う。それが七五三参りだと思うのです。当店では11月4日と11日に七五三の前撮りをいたします。本当に楽しみです。

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第200号 2007年10月25日「200回記念にあたり」

200回記念のことを書くことになり、初めはいつまでつづくかと思いながらここまできたこと、自分ながら嬉しく思った。
平成15年1月1日から書き始め、1年間に15号ぐらいしか書いていない年もあった。平成18年12月より週に2~3回は書かなければ続けて見てもらえないヨ!!と言われ、日記や日報の延長とも思いながら書いています。できるだけ良い明るい話を書かなければと思いながら暗い話やグチなども書き綴りがちで、昔のお笑いなら『責任者出て来い!!』・・・などと言ったら自分だがやぁ~などと思ったりして、自分に呆れたりもしてます。
ただダジャレでうまく書けとるがやぁーと思う文章もあったりして、自我自賛しておもしろがっています。
これからも自分のホームページだから好きな様に書いて、まず『続けること』が基本だと思ってます。
この徒然草をおもしろがってる読者の方は、ぜひ続けてこのホームページをお開き下さいます様お願いいたします。

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第199号 2007年10月23日「そんなアホな!! No2」

前回カビの話を書いたが、以前に業者の方から「カビが生えたらカビ取りも大変だが、又大概の場合は生えてくる」という話を聞いたことがある。ですからまずカビを生やさない様なことを接客の折にお客様に理解していただくことが大切だ。
住宅の場合はコンクリート住宅、新築木造住宅を比べるとやはりコンクリート住宅の方が湿気度が高いが、普通でも5~7年はカビに

注意した方がいいと聞く。その上風の流れの良し悪しによってももちろん違ってくる。タンスの種類によっても違うし、着用回数の多い人の方が着物にとっても良いにきまっている。着物を好きになることが着物を一番きれいに長く持たすコツなんだろう。日々来ている人は汚さない工夫もよく知っておられる。大きなハンカチを持参されていて、食事をする時にはそれを利用する。汚したらまずその汚れをすぐ取るとか気配り上手なんだろう。
『そんなアホな!!』なんて動きはしない。
汚したら・・・もちろん早く処理をする。ごく当たり前のことを当たり前にするだけです。
※カビ防止で一番大切なことを忘れていました。着用後は必ず2~3日陰干しをして着物や帯の湿気をとることです。シミもこの時にチェックしたらいいですネ

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第198号 2007年10月19日「そんなアホな!! No1」

カビのにおいがプンプンする名古屋帯を持参されたお客様があり、業者に洗いに出したが『出来ない』と断られた。そのままでは返せないので「丸洗いでもよい」と係りの者が業者にお願いをした。丸洗い後仕上がりをチェックしたら、以前と変わらない。そこで初めて帯芯を抜く段階に入った・・・
プロなら初めから【1】帯芯を抜く【2】カビヌキの仕事をする【3】新しい芯を入れ仕立直しをする、という手順で仕事をするべきだった。しかし今回の仕事は「これがプロのとる仕事だろうか?」と思った。初めからわかっていたなら何故それが出来ないのか?業者も何故最初に一言とるべき方法・対応を教えてくれないのか?腹が立った。
お客様の側から考えるなら当店を信用して持参された品なんだろうに、当店の係りも業者もその事の重大さを感じていない。お金のことなら作業に入る前にお客様にかかる値段の確認をとればいいのだ・・・『高い』といわれれば仕事に入らない方法もあるのに、簡単に「丸洗い」の作業で済ませようとするとは・・・
日々着物は湿気が一番注意しなくてはいけないポイントで、常に販売する折にもお話をする様徹底していることなのに出来ていない。今回の件て一番悲しいことは着物業者の中にきものを好きになっていない、大切にしようとする心がない人がいることです。
もし着物を思いやる心があるなら、とる行動は違ったものになったと思う。

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第197号 2007年10月16日「撮影会」

袴レンタルのお客様がご来店はじめています。昨年より2尺袖の着物、押切もえの着物のレンタルの方が多く来店されています。2尺袖の着物は数年前より、少しずつ出回り始め、やはりブランド品の『もえ』『JAM』等は人気がある様です。今年はベッキーも入荷しました。これからの動向が楽しみです。この時期は七五三のお客様もあり、七五三だとお子様連れになりとてもにぎやかで楽しいですネ。当店も11月の初めの日曜日には前撮りの撮影会を開催しますが、当日は毎年、七五三のお客様、振袖、袴の撮影とヘアー・メイク、着付けの担当の方たちも忙しく大変です。特に七五三の場合は一家そろってお祖父母様からお父さん、お母さんそして本人が来店されるケースもあり、大変にぎやかでなごやかで楽しい時間が持てます。一生の記念作りになるとうれしいですネ。100年前の平均寿命は45歳だったそうですが、今は80年。これから何回記念日があるだろう。毎回楽しい撮影会になるといいですネ。

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第196号 2007年10月15日「コーヒー」

私はコーヒーが好きで、もちろんブラックで一日に何杯も飲みます。コーヒーには硬水(こうすい)つまりカルシウムやマグネシウムがたくさん含まれた水がよく合うそうですが、家で飲む水で作ったものなのでもちろん軟水(なんすい)です。
私は25歳まではコーヒーは飲めませんでした。飲まなくても良かったから飲めなかった…苦いから…?理由はともあれ、飲まなかった。お客様宅で出されるコーヒーは嫌いでも飲まなくてはいけません。丁稚奉公から正直屋に帰って、番頭についてお客様廻りをすると、行く家々でお茶、ジュース、コーヒーが出され、1杯目はおいしくいただくが、午前中に3杯、4杯となると、気持ちが悪くなってきて…。それでも番頭は平気でおいしく頂いている様で…ビックリ。自分は昼食も食べられない。昼から又1杯、2杯…はじめはそれが辛かった。でも、せっかく出された気持ちを断るのは失礼です。慣れるしかありません。飲みました。
だんだん慣れてきて、そのうちにおいしいと感じるコーヒーとの出会いがありました。西区のお客様なのですが、必ず行くとコーヒーをたててくれ、そこのコーヒーはコクがあり濃くまったくおいしい…。わざわざMデパートまで行って購入されてくる様なのです。いただくのが楽しみで、よく伺う様になりました。今年で正直屋に帰って32年になりますが、初めからのお客様なので、ずいぶん長い間のお付き合いです。色々なことを教えていただいてきました。これからもよろしく!!と考えています。

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