きもの選びは友達探し、あなたの笑顔に癒される by かずまさ

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第278号 2008年 8月7日「ナビゲーション No2」

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前回は車のナビのことを書いたら、近頃は電機器具にもたくさんその様な機能がついている品があるようです。たとえば洗濯機とか・・・
『おい、洗濯物の入れすぎだ!!』
『シルクはダメだろ!!』
『この商品は手洗いにしろ!!』
とか言ってくれると嬉しいヨネ。
一人暮らしなら話し相手になってくれる?
まだそんなことまでは出来なければ音楽を流してくれたり、ぐらいの機能はつけられるかな。先日炊飯器にもこんな機能がついているのを聞いた。
例えばハンバーガーショップのお嬢様風など
『いらっしゃいませぇ~。おこげですか?、堅め(かため)ですか?、普通ですか?、柔らかめですか?、おかゆですか?いかがしましょう!!』
「おかゆ」
『おかゆですネ』
『何人分作りますかぁ~?』
『所要時間はどれほどでしょうか?』
『復唱します。おかゆで3人分で時間は10分ですネ。お待ち下さいませぇ~』
コンピューター機の中で・・・『おい。米が入っとらんがゃ~。10分でできるかいナ』・・・
色々考えるとおもしろいネ

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第277号 2008年 7月30日「帰ってきた暑中見舞い」

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暑中見舞いのハガキが1枚帰ってきた。20数年前に従業員旅行で伺い随分お世話になった新潟県十日町市のメーカーT社である。
その頃は紬もよく売れていて十日町紬の他に、小千谷紬、塩沢紬のキャンペーンも行い、きもの好きの奥様にたくさん販売した。購入したお客様もその紬を着て観劇を見て楽しまれた。近ごろ観劇を見に行くと時々着用されたお客様も見られ、他人に見られることで誉められて気分をよくされて又着られる。そんな話もお客様の声として聞かされる。
着物屋としてうれしい事です。
さて、返ってきた暑中見舞いの先に20数年ぶりに電話をした。私も年老いたが相手も同じこと・・・懐かしさばかり。
その時同伴してくれたM社の治さんはもう永眠してしまった。日ごろはそんなに酒を飲む連中(従業員)ではないのに、おいしい酒と楽しい話がはずんでたくさん呼ばれた。お米も美味しかった。
・・・電話には社長さんが出られた・・・何10年も間違った住所でも届いていたことがわかった。
感謝の気持ちがそうさせたのかな?そして現況を考え『もう一度十日町へおいで!!』という返事なのか?
元気なうちにもう一度おい酒を飲みに伺いたいと思う。

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第276号 2008年 7月28日「カーナビ」

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カーナビがついた車が多くなりました。私どもの店にも各店に最低1台はそんな車を常備し特に新規客の訪問にはとても便利に利用しています。
『300m先を左に左折して下さい。』
とても便利です。でもテンポが一定なので飽きるのです。
たとえば暴力団員風とかで話されたら目もさめるしちょっとおもしろい。
『次、300m先右だゾ!!』
『おい曲がれ!!って言ったろ!!次は曲がれよ!』
『こら!!なんで曲がらんのだ!!てめぇー!!しばいたろか!!』
『よしそのまま真っ直ぐ500mだ!!俺の言うとおりに走れ!!』
『次のコンビニで、休憩するゾ』
『お前はもう2時間も走り続けとる。俺も疲れた!!』
『次は何処へ行くんだ!!』「○○です」と言うと
『いかん!!お前の今日の予定表なら○○○の方が近い。そこへ行く』
「だってそこは○時にしかいないんだけど・・・」
『ガソリン代がもったいない。すぐに客に電話して帰って来いと言え!!』
『こら!!また間違えた。そこを右へ曲がらないといかんと言ったろ!!』
・・・・
ファミレスのウエイトレス風とか若奥様風、噺家(はなしか)風、クラブの兄ちゃん風とか大企業の社長風・・・色んなジャンルで喋ってくれたら楽しいよネ。

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第275号 2008年 7月24日「そんなアホなNo6」

ホームページを少し変えようと思っていじりだしたら、どんどん変えたい所が増えてちょっとパニックになっています。
変えだした頃は浴衣の時期だったから、浴衣が載せたかった。それには写真撮りをしなくてはいけない。写真撮りをしてその柄を載せようとしたら、もうその浴衣は販売されてしまっていたこともあった。
浴衣も6月中旬を過ぎると他店でどんどんディスカウント品が出ていたり、6月末に松田聖子の子ども(9~10才)用のピンク柄が欲しいと言われ、問屋に問い合わせをしたらもうメーカーにもその品は無いと言われたり、違う問屋に問い合わせをしたら持っていて、お客様にはご迷惑をかけなかったもののサイクルが早く戸惑うことばかりです。
そういえば振袖ももう再来年のパンフ柄を検討している訳だから、浴衣も七五三も同じ様に対応すればいいのです。それに気づいていないだけの話です。ただその時の実感としては、まだ6月で今から夏なのに・・・もう商品がない?『そんなアホな!!』という気分でした。
ビックリして子どもの浴衣も早速2回目の購入をしてきました。大人物より子ども物の方が高額なんです。もちろんブランド品ですが・・・なんだかおかしいです。
石油が高くなると繊維の単価も今後値上がりしてくるでしょう。少し前の1ヶ月間のガソリン代のダンピングは何だったのか・・・?
まったく今の世は『そんなアホな!!』ばかりです。

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第274号 2008年 7月17日「暑中お見舞い申し上げます。」

暑中見舞いのハガキは七夕から8月7日までに出さなくてはいけないと言われ、現在必死になって書いています。
第一弾は7月中旬ぐらいには着くと思うのだけど残りがなかなか書けないので困っています。今回も2種類で出しましたが皆様も暑い毎日くれぐれもお体をいたわり下さいませ。

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『暑いがゃ!! 暑いがゃ!! なんとかしてくれぇ~!!』
これだけ暑いと叫びになります。今夏は部屋のクーラーが壊れ散々です。CO2を減らす為にもクーラーをかけない様にしたら・・・なかなか出来ないことですネ

H20.7.17 舩橋 一正

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第273号 2008年 7月15日「おつづきいかがですか?No6」

もうあの味の抹茶は一生飲めないと諦めていた。でも今でもお客様宅や喫茶店等で時折飲んだりはしたが、昔のあの味はしない。『高価なお茶じゃないのヨ!!』と言っておられたが味とは恐ろしいものだとつくづく思う。
ちょっと仕事の関係であるお茶屋さんに仕事をお願いすることになり、そのお茶屋さんで抹茶をいただいた・・・まずお菓子・・・『おいしいネ』と従業員が話す・・・『うん』抹茶を一服・・・???・・・『おいしいがゃぁ~!!』あの味だ・・・飲めるところができた。
お茶屋さんだから『おつづきいかがですか?』の言葉がないのが残念だけど・・・もしこのホームページを見られたら私にだけは『おつづきいかがですか?』と言ってほしいネ・・・

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第272号 2008年 7月7日「有松絞りの浴衣」

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有松絞りで有名な有松、鳴海が今年開村400年だそうで、関が原の戦(1600年)の8年後にはもう開村していた。
当時は紀伊半島南端の熊野灘海域を船で渡ることは難業だったとかで、伊勢湾から木曽川をぬけ琵琶湖に入り京都、大阪に物資を輸送したそうだ。お伊勢参りに行く人は濃尾平野にある木曽川、揖斐川、長良川の暴れ川を避け、有松から船に乗った乗り場所として栄え、おみやげ(ふきん、手ぬぐい)を作り売り出したら、それが有名になって一大産地となったと聞く。
現在あるおみやげ物は江戸時代に考案された品が多いそうだが、戦国の世の中から平和な江戸265年が始った頃に開村された有松しぼり。正直屋でも今年は昨年以上に絞りゆかたは購入しこの夏に向けて商いをしたいと考えています。
有松では開村400年の第24回有松絞りまつりが6/7、8と開かれたが、大変賑わったそうです。絞りの技術が次世代にきちんと引き継がれるといいですネ

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第271号 2008年 7月4日「東京へ行ってきました。」

母さんと2泊3日で東京へ行ってきた。日本専門店協会の総会への参加と娘に会いに行ってきたのだ。浅草から田原町のホテルまで歩いた時も感じたが、人の多いこと、人の息遣いにまったく疲れ、初日から見物どころでなく、ただ歩かされているという感じの3日間であった。食事の時も後に待ってる人達がいて味わうというより、忙しく食べさせられコーヒーは流し込むという感じ。電車に乗れば疲れ込み些細な時間でも瞼(まぶた)を閉じ、椅子があれば座り込み・・・どこを向いても人人人で体が休まらない。
恐ろしい都市「東京」でした。『東京へはもう何度も行きましたネ。』という唄があるけど今までこれほど疲れた感はなかった。年のせいか?
名古屋駅に着き、金山まで行く電車の待ち時間で母さんが『名古屋は静かでいいネ』という会話には実感がこもっていて、まったくその通りだと感じた。

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第270号 2008年 7月2日「時の着物」

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現代の着物屋で販売している柄は一年間を通して着用できる式服が多く、当然のことながら描かれる柄は花なら四季を通した柄が描かれている。

春の花、秋の花がミックスされて柄になっていることが多く、商い上仕方のないことなのだが、残念に思っている。先日ある会の夕食会にて隣にに座られた大学の先生が、今日ホテルで附下を着られた中年女性にお会いし、「着用されていた菖蒲(あやめ)がとても綺麗だったので、ほめてあげたらとても喜ばれた。」と話していた。
菖蒲は今が満開の時期だからちょっと遅いかもしれないが、時季の商品をさりげなく着られる女のおしゃれ心を察するほめ言葉はさすが先生なんだが、その女性も考えた上での着用なのだろう、よほど嬉しく感じたのだろう。そんなチャンスは現在は少ない、花の時期を知っていなくては誉められない訳だから。

自分にもそんな機会がないかなぁ~?と言ったら、女房殿に『何を考えてそんな話を言うのかネェ』と言われそう。

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第269号 2008年 6月26日「江戸小紋のブレザーが出来上がってきました。」

江戸小紋(勝虫(かちむし)トンボ柄)で男物ブレザーがやっと仕上がってきました。(写真参照)
どんなブレザーが出来上がってくるのか心配で仕方がなかったのが実情でした。役者が着る品ではありません。素人が平日におしゃれにスマートに着用するブレザーです。遠くから見ればもちろんトンボ柄などわかるはずがありません。でもごく近くで目を凝らしてよく見るとトンボなんです・・・生地はもちろんシルクです。
前回は石下紬での制作でしたが、今回は小紋でしたので見た感じも手触り感もずいぶんの変化です。後は着用後の感想が楽しみです。

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【価格】
生地(別 染代含む) 200,000円(税込)
縁加工(防汚・防カビ) 9,000円(税込)
仕立て代      85,000円(税込)  合計294,000円

注)今回は裏地も付けて仕上げました。

納期、別染めをしてから約3ヶ月間かかりました。どんどんチャレンジしたいと考えています。
こんなブレザーが着たい!!作務衣、伴天ならこんな生地で・・・教えて下さい。

※詳しくは特選コーナーをご覧下さい。

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