第272号 2008年 7月7日「有松絞りの浴衣」

273
有松絞りで有名な有松、鳴海が今年開村400年だそうで、関が原の戦(1600年)の8年後にはもう開村していた。
当時は紀伊半島南端の熊野灘海域を船で渡ることは難業だったとかで、伊勢湾から木曽川をぬけ琵琶湖に入り京都、大阪に物資を輸送したそうだ。お伊勢参りに行く人は濃尾平野にある木曽川、揖斐川、長良川の暴れ川を避け、有松から船に乗った乗り場所として栄え、おみやげ(ふきん、手ぬぐい)を作り売り出したら、それが有名になって一大産地となったと聞く。
現在あるおみやげ物は江戸時代に考案された品が多いそうだが、戦国の世の中から平和な江戸265年が始った頃に開村された有松しぼり。正直屋でも今年は昨年以上に絞りゆかたは購入しこの夏に向けて商いをしたいと考えています。
有松では開村400年の第24回有松絞りまつりが6/7、8と開かれたが、大変賑わったそうです。絞りの技術が次世代にきちんと引き継がれるといいですネ

ページの頭に戻る