きもの選びは友達探し、あなたの笑顔に癒される by かずまさ

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愚痴(ぐち)について

仏教でいう『愚痴』は最も愚かという。なぜか?『愚痴』を言う本人は、自分の心の不平不満が外に出て行くことで一時はスッキリしますが、根本が変わっているわけではありません。聞かされるほうはイヤイヤ聞くわけで迷惑な話です。結局、何の解決にもならない。『愚痴』とは、目の前の現象を正しく理解できず、常に自分のほうが正しいと思い込み謙虚になれない、物事の真実をわきまえられない状態のこと。『愚痴』は万人を不幸にする毒薬なのだそうです。自分は愚痴が多いので、皆さんに迷惑ばかりかけています。反省してます。

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老舗(しにせ)について

【語源】ものごとを真似する意の『仕似せる』から出た言葉。
親の商売の仕方を真似て代々家業を守り、信用を得て受け継いでいく由緒正しい古い店。百年程度は商業が多く、三百年となると酒・菓子・仏具・薬などの製造業、四百年では建築業が多い。関連した言葉として、暖簾(のれん)・職人・家訓がある。伊勢商人は、経営理念として、代々『始末 才覚 算用』という基本を大切に守り成功した。企業の存続にはマイナーチェンジはとても大切なこと。

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第48号 2005年7月28日 「暑中お見舞い申し上げます。」

 今年の夏はまったく暑いとです。その暑さの中でも「愛・地球博」の入場者は増えているそうで、関心しています。ところで『女房口説いてどうするの?』ってCMがあるけれど、今年の夏休みは二人っきり。女房からかって、ビールでも飲んで過ごします。
お体おいたわり下さい。

◆お盆休み◆

8月11日(木)~8月15日(月)

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第47号 2005年6月27日 「袖に込められた願い」

 「衣」を考える場合、その国の風、土、美意識なども忘れてはならないポイントだ。
日本は非常に湿度が高い。日本の湿度・温度を考えて通気性を促進するようにきものは考慮された。
洋服の袖丈ときもの袖丈では、呼び名は同じであっても本質的に意味が違う。きものの袖丈は、袂の長さであり、洋服でいう袖の長さに当たる部分は袖幅と呼んでいる。袖のその空間に神を呼び込み、神と一体となって生きていこうとしてきた日本の心があると考えられる。その心が、衣であるきものに表現されたのである。袂を振るということは、そのまま相手の幸福を願うという魂振りの動作になり、袂が長いことはそのまま年齢との関わりを意味した。若い娘はいつまでも若くありたいと願い、花の生命力を柄にあしらい、よき伴侶を見つけて幸せになりたいと願い袖を振った。きものの袖は余分のようだが、この「間」「空間」があるからこそきものの美が演出できるのである。
『しきたりの文化論』より抜粋 北原猛著

日本のことわざに「袖触れ合うも他生の縁」「ない袖は振れない」「袖を濡らす」というのがあります。このように日本のきものは、日本風土、美意識から生まれたのです。

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第46号 2005年5月30日 「日本人の思考」

 日本人の思考は外国人にとって不可解らしい。言葉一つとってみても外国語ではそのニュアンスが伝えにくいものはいくらでもある。そこに日本文化の独特なものがある。日本文化の特徴は”自然性”にウェイトを置いていることだ。そのために、美の基調の根源もあくまで自然に置いている。
 和歌は四季の自然がテーマになっているし、俳句には季語がある。日本料理の特徴は素材の新鮮さ、その持ち味を生かすところにある。きものの色柄も自然が中心になっている。ハレ着には四季の花が取り入れられている。生活のなかに上手に四季を取り入れて、生活をエンジョイしてきた。例えば”しゅん”とか、”はしり”という感覚で食べ物を季節感として楽しんだ。
 きものも生活のなかで季節を置き換え、その時季に合う衣類を着用してきた。
       ~『しきたりの文化論』 北原 猛 著より抜粋~

「日本人の思考方法は、自然に基づいている」そして、昔からきものは季節に順応出来るように考えられ、仕立て直しをすることで長年に渡って着られるように作られてきた。
日本のきもの文化を伝えていきたい。これが、正直屋の使命だと思っています。

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第45号 2005年5月13日 「着物作り」

五月、やさしい風にやわらかい光、一年で一番ウキウキと心躍る季節。
花ならば桜、チューリップの後に、つつじ、藤、バラと咲きほこる五月。ほんのすこし前まで着物をきるときは、お正月には『梅の柄の着物』。五月のお茶会には、『かきつばたの柄の帯」という様に、一つ前の季節にその柄の着物を着用していました。四季のある日本人ならではの粋な着こなしなのでしょう。
 また、卒業式や入学式等、その時季に合った着物を新調する時も、何ヶ月も前からそのことをイメージして、ワクワクしている訳です。着物デザイナーや作家に注文して作るとなると、一年も前からデザインを考え、生地の手配から始まり、柄の選定、染めあげ、仕立て、と手間をかけてやっとお気に入りの一枚の着物にめぐりあう。そのうれしさ!!
 そんな大切な着物ですから、今のように○○加工というものもない時代、汚れやシミの事を考え、紐で袂(たもと)を縛ったり、裾(すそ)をはしょったり、工夫をしながら、体が自然に汚れない様に動いたのでしょうね。半年も一年も先の出来事を想定して、着物を作るのも大変です。流行もありますし………。
 また、『母の思い出の着物』を自分のために染め直したり、紋を入れたりして作り直すのも、着物ならではの楽しみ方です。色といっても、その時の布地や温度、湿度により、ずいぶん多様な変化をし、それがまた出来上がり時の楽しみです。現代では、出来上がった品を選ぶのが普通になりました。仕立て上がりの品(プレタ)を今日見てすぐ、その場で着るという時代になりましたが、昔の様に『着用日を考えて着物を作る』という、そんな心の豊かさ、楽しさもあっていいのでは?
今の日本人なら。

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第44号 2005年4月1日 「厄よけ」

 中国の陰陽道に基づいて、災禍の起こりやすい年廻りの「厄年」と言い、男性は数え年で25才、42才、61才、女性は19才、33才、37才が大厄と伝えられています。2月3日の節分の豆まきや、国府宮のはだか祭が、この辺りでは厄落としとして有名ですが、厄年の人は特に心身に注意して慎んだ生活を送ると共に、「厄よけ詣り」を行ない、安全と幸福のご加護を受けられるといいでしょう。
●厄落としの方法例●
・神社参り、祈願
・親類、近所に物を配る
・人をよんで、ごちそうを振る舞う
・赤い着物、鱗柄の長襦袢等を身につける
・嫁は実家から帯をもらう
・正月の年占いを念入りにする

人は誰でも、不安や恐れに対してのがれたいと思うし、いつも幸せでありたい訳で、何かにつけ縁起をかついだりするのもその現れです。長生きで、健康で、家内繁栄で、それでお金も欲しい……欲望の種は消えることはありません。そしてその欲望をなんとかかなえて下さいと祈るのが、この厄よけ詣りだと思います。

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第43号 2005年3月11日 「きもの(絹)のごちそうは空気です。」

 絹は動物繊維で、私達人間と同じように毎日息をしています。糸を強くしなやかに保つには空気にあてることです。タンスの中に閉じこめて置いてはかわいそう。陽気の良くなってきたこのごろ、虫干しがわりに一度タンスの中を整理してみては?風通しで空気を存分にあてることで、カビの防止や生地の黄変防止になります。ぜひどうぞ。
●『虫干し』梅雨明けの7~8月頃に行われる湿気を取り払うもの。
 『風干し』10~11月、『寒中干し』1~2月も虫干しと同じです。

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第42号 2005年2月21日 「今年の花見は着物姿で行こう!!」

 「花見なんてまだ早いがネェー」「いやー、もうギリギリなんです。」でも、今ならまだ間に合う着物。桜の花の下を桜の花柄の着物姿で歩く……なんて幻想的じゃないですか?近ごろは屋台もなくなり、昔の面影も消えかけています。ただ、集まってお酒を飲んだり、カラオケを唄ったりするだけではなく、こんな時こそ着物姿で夜桜を見たりするのもムードがあっていいのでは?彼と2人で行くのもいいし、ご夫婦で、ご家族みんなで出掛けるのもいいですネ。着物姿の人がいるだけで、いつもの人の集まりも違った雰囲気をかもしだしてくれるのが着物です。ぜひお試し下さい。

今年の桜開花予想日は?~~名古屋は3月22日 去年より1日早いそうです。~~
  参考:日本気象(株) http://www.n-kishou.com/ee/event/sakura.html

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第41号 2005年2月15日 「桜の開花の頃には十三参りに行きましょう!」

41 今から200年程から前から始まった行事で、生まれた年の干支が初めて巡ってくる厄年(数え年の13歳)に行われる厄除けのお詣りが、十三参りです。京都・嵐山の法輪寺(虚空蔵山)が有名です。陰暦の3月13日、現在の4月13日頃にお詣りをします。
 13歳という年齢は、男女ともに肉体的にも生理的にも、子どもから大人へ変化していく時期です。特に、精神的にも不安定な頃なので、親子でお詣りをし、心のけじめをつけようというのがこの行事の始まりでしょう。
日ごろ、正座をすることない子どもたちが真面目に拝むことで、虚空蔵菩薩から福徳と知恵と健康を授けていただくのです。
女の子のきものはその日から四ツ身より、本裁ちの晴れ着を腰紐を使って着て、一人前の娘としての装いになります。名古屋では覚王山の日泰寺が有名です。

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