きもの選びは友達探し、あなたの笑顔に癒される by かずまさ

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第29号 2004年7月30日 「暑中見舞い申し上げます」

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 暑くて暑くて、今年はまったく「うだるような・・・」が似合う毎日です。体力をつけてこの夏を乗り切ってください。
毎朝、鶴舞公園を歩いていると、セミがうるさいぐらいに鳴いています。奴らは7年もの間土の中で暮らしてきたから、無事に生き延びたのだろうか?近頃は公園でトンボを見かけなくなりました。蝶も少なくなりました。それよりもっと寂しいことは、子どもたちの遊ぶ姿を見かけなくなったことかなぁ。
お体をいたわり、元気にお過ごしください。

◆お盆休み 本  店  8月15日(日)~19日(木)
      
      日比野店  8月12日(木)~16日(月)
      猪子石店      〃
      和合 店      〃

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第28号 2004年7月2日 「浴衣2」

 いつもの暑い夏がやってきました。浴衣の季節がやってきました。浴衣は今年もたくさん売れています。
でも、それは仕立上がりの浴衣で、反物から作られている人は残念ですが毎年少なくなってきている様で、さびしく思う時もあります。時代の流れだから仕方のないことかな?でも、もし着物姿に喜びを感じたら、ぜひ着物を作ることにもチャレンジしてみてほしい・・・仕立て上がってくるまでのワクワク、ドキドキの時間。私がいつも言っている、きれいに着るには着る人にきちんとフィットする寸法があるんだョ。その方がきれいに着られる。(仕立上がりの浴衣は、身長163cm・H90~100の人用です)
今頃になるときまって「キンチョー」のTV宣伝で浴衣姿が出てくるんだョ。業界人としては本当にありがたく思っています。
夏の夕暮れを浴衣姿で過せる日本はやはり豊かなんですネ
 さあ今日もビールを飲むゾー

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第27号 2004年6月25日 「愛・地球博について」

 大阪の万博があったのが1970年(♪こんにちは~こんにちは~世界の国から~♪で始まる三波春夫さんの万博の歌で覚えているんだナ・・・)丁度大学生で、国鉄がディスカバージャパンという広告で日本発見とか言って、開発の名の元、古き良き名所を潰していった時代でもあった!
 2005年、【愛・地球博】というタイトルで愛知県で万博を開催することが決定し、我々の商いとしてもこの機会に『着物処なごや』を宣伝しなくてはいけません。7月号の名古屋商工会議所月報「発見!!なごや」でも取材PRさせていただきましたが、浴衣の藍は愛知の愛に繋がり、藍を知り、そして愛・地球博を盛り上げましょう・・・と宣伝させていただきました。やるからには、愛・地球博に来られた人が色々な愛知を見ていただき、喜んでいただければと思います。

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第26号 2004年6月18日 「浴衣」

 ゆかたには、色々と涼しい気持ちにさせる様な色や柄、生地があります。夜、盆踊りに使うなら、やはり昔からある白地に藍色が、良く目立つのでおしゃれだと思います。この2~3年、昔に戻った様に藍色地の品もよく売れています。柄では、家光がペットとして楽しんだといわれる金魚の柄も、暑い時期には涼し気ですネ。蝶(ちょう)の柄は舞い上がる、蜻蛉(とんぼ)の柄は、まっすぐに飛ぶことで勝虫(かちむし)といって、兜の前に付けたり紋にも使用されたりして、縁起をかつぎよく使用されました。又、独身の女性にこの「とんぼ柄」の品を持たせると「悪い虫がつかない」という話も聞いたことがあります。
 愛知県には【有松絞り】という絞りの産地がありますが、これも江戸時代に、お伊勢まいりの途中に、絞りが(布巾や手ぬぐい等)おみやげとして使われた事で、有名になったそうです。今でも手作りで作られています。こんな職人さんの作る味のある品は、いつまでも残したいと思います。

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第25号 2004年4月30日 「そろそろ浴衣の季節ですネ」

一日一日暑くなり、ぼちぼちと浴衣が売れる時期になってきました。この4~5年夏になると気づかせられる事は、特に浴衣等は仕上り品(身長1m60cm使用の品)が売れる様になってきたこと。
仕上り品の利点は、その日にすぐ着られること。生活のテンポが早くなったから、こんな現象が目立つようになったのでしょう。欠点としては、その人の寸法に合っていない場合もある、という事です。背の高い人も低い人も、痩せた人も太った人も同じ寸法で!!というのは無理な話です。きれいに又着くずれがない様にするには、やはり、自分のサイズをチェックして、作ることが一番でしょう。それから着慣れることです。
うちわを持った浴衣姿の女性・・・名古屋弁では
『ムチャクチャかわいいでいかんワァー』
『やっとかめだがネェ。あんなきれいな女(ひと)』と言う

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第24号 2004年4月23日 「おかげさまで創業80周年」

今年、正直屋もおかげさまで創業80周年を迎えました。これもお客様の、長年に渡る心強いお引き立てのお陰と、強く感じています。
『ありがとうございます』
今後もお客様から信頼される、愛されるお店をめざして歩みたいと願っています。
どうぞよろしくご指導下さいませ。
尚、創業80周年のお礼として、下記の様に展示会を行ないます。

5月22日(土)~24日(月) 本店(鶴舞)、猪子石店、和合店
7月 3日(土)~ 6日(火) 本店(鶴舞)、日比野店、猪子石店、和合店
9月19日(日)~20日(月) 木曽路瓦町店にて
10月23日(土)~25日(月) 明治生命ビル16階にて

今後とも『あなたの笑顔に癒される』を正直屋のモットーとして歩んでまいりたいと思います。社員一同、お客様のご来店を心よりお待ち申し上げます。

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第23号 2004年4月16日 「箪笥(たんす)」

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4月1日より総額表示になりました。
たとえば9800円の商品は10,290円で正札につけて、二重札でなければ税込価格と表示することになる訳ですが、実際にしばらくはそれで良いしそれが正直な商いだと思うのですが・・・やはり販売する場合、5桁より4桁の方が売りやすいと思うのです。その方が安く感じる?と思うのです。いかがでしょうか?
話が代わりますが、当社が販売している『箪笥(総桐たんす)』が1本売れるごとに、製造者が「何千円と損をする」、と言うのです。『それはダメだから値上げすればいいじゃないか!!』と言ったら、「広告がもう出来上がってしまっているし、今回だけは値上げのことを早めに報告していなか23_2ったので、そのままの値段で良い」と業者が言うのです。
値上げして売れなくても困るし、売れすぎても困る。まったく厳しい時代ですネ。
でも、正直この桐箪笥は、造りも板の厚さや値段等も本当に良い商品ですョ!!
えーそんな理由で、5月の売り出し以降は「箪笥」値上げいたします。
5段 99,800円(税込み)(高さ800×幅1000×奥行480)
3段 69,300円(税込み)(高さ510×幅1000×奥行480)

 

2007年5月現在

 

 

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第22号 2004年4月9日 「思い出作り」

22こんな風呂敷が出来ました。(写真参照)振袖を訪問着にされたお客様で、その柄が大変気に入っておられたのです。短くした袖の残り布で風呂敷を作ってみました。リフォームです。もちろん裏生地も使用しました。サイズは風呂敷が53cm四方、袱紗(ふくさ)が36cm四方です。
どんな品が出来上がるか、正直言って不安でした。柄合わせはどうするのかな?縫い目が気になるのでは?でも、仕上がり品を見て、うれしく思いました。
本当に良いできばえです。
こんな利用方法はいかがですか?
風呂敷を使用するたびに成人の頃を思い出すのです。そんな記念の品、そんな思い出作りの作品でした。
(注.残り布で仕立てますので寸法はその時々で変わります)仕立て代2000円ぐらい

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第21号 2004年3月24日 「一ツ身の着物」

『一才のお祝いに着られる商品ある?』という電話をいただきました。よく話を伺うと、誕生の時の宮参りには未熟児で行けなかったそうです。やっと、歩ける様に育ったので氏神様にお参りに行き、子供たち(双子)を祝ってやりたいというお話でした。
一才では、三ツ身の着物は大きすぎるのです。でも一ツ身の着物で絹物というと、中々探しても現在ではありません。案の定名古屋ではありませんでした。今の若い仕入方の人は、そんな商品があることさえも知りません。そういえば昔は『おくるみ』(今回の着物は袷のおくるみでした)や綿入れもあったナァー。別誂えで作れば値段が高額になるし二人分だから・・・困った・・・そんなことで悩んでいる時に、ある小さな問屋さんが偶然来店され、相談したら、京都のあるお店が持っているということで、早速取り寄せていただきました。なんとかお客様に喜んでいただけて本当によかったと思いました。それにしても我が業界の知識のないのには驚きを覚えました。残念ですネ。
商いで考えるなら、売れなくなっていく商品もたんさんあり、そんな商品はやはりだんだん作られなくなっていくのでしょう。

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第20号 2004年3月24日 「今ごろ」

卒業シーズンになると近ごろは皆、着物にハカマ姿がよく目立ちます。ブーツを履いて中振袖で袖の先の丸みの大きなものが、近ごろの流行のようです。
梅の花の満開の道を、たくさんの着物姿の人が歩いている姿が、見たいですね。桜ではなく梅だから良い。寒椿ではちょっと早いイメージです。
やはり、卒業には梅が良く似合う。
若々しさとその匂いが青々しくて、さあ、これから次の一歩へ踏み出すんだという、勢いを感じさせる。
そういえば来年3月25日は万博開催日ですヨ。名古屋万博と言う名の通り全国区ではないそうで、これを機会に日本の名古屋にならなくてはいけないので、名古屋弁でもっと宣伝しなくてはいけないのです。
『見たってちょうョ。名古屋はいいとこだでよォー』
『飛行場も作って待っとるで、きっと来てェーナ!!』

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