第41号 2005年2月15日 「桜の開花の頃には十三参りに行きましょう!」

41 今から200年程から前から始まった行事で、生まれた年の干支が初めて巡ってくる厄年(数え年の13歳)に行われる厄除けのお詣りが、十三参りです。京都・嵐山の法輪寺(虚空蔵山)が有名です。陰暦の3月13日、現在の4月13日頃にお詣りをします。
 13歳という年齢は、男女ともに肉体的にも生理的にも、子どもから大人へ変化していく時期です。特に、精神的にも不安定な頃なので、親子でお詣りをし、心のけじめをつけようというのがこの行事の始まりでしょう。
日ごろ、正座をすることない子どもたちが真面目に拝むことで、虚空蔵菩薩から福徳と知恵と健康を授けていただくのです。
女の子のきものはその日から四ツ身より、本裁ちの晴れ着を腰紐を使って着て、一人前の娘としての装いになります。名古屋では覚王山の日泰寺が有名です。

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