きもの選びは友達探し、あなたの笑顔に癒される by かずまさ

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第39号 2004年12月17日 「観劇を見ましょう!!」

 久しぶりに観劇を見に行ってきた。近頃は券も高価になってなかなかいけないのだが、たまたまある人からいただいたので女房と行った。たくさんのお客様でにぎやかであった。仕事柄やはり着物姿を探すのだが、年々少なくなったなぁ~という感じです。残念ですネ。
 着物姿で来れば、大変優雅な気持ちになれるのに・・・もったいない・・・歌舞伎だと結構着物姿の方が多いと伺う。毎日着物姿の私から見れば、着ている人が少ない方が目立つからいいのに・・・と思うわけで。
 着物姿だと他人から見ると何か違う人…とか感じるようで、人扱いもやはり違う。特に買い物の時などは、お店の人がとても親切で、言葉使いも丁寧で『よほどの大臣様みたい』になった様になる。(なんか変な説明だネ)
 近頃の接客は機械的で、冷たい所が多いと感じませんか?若ければいいけど・・・ムカツク時があるでしょう?中年の私はそんな風に思っているのです。着物を着て歩いてごらんなさい。中年のおじさんにだって若い人が時には『カッコイイ!!』と言ってくれるんだから。(……まあこんな話はいいとして)
 きれいなお姉さんも、中年のお姉さん方も、時には着物姿で観劇を見に行ってはいかが?・・・
■参考までに■
【御 園 座】 1月松井誠&宝塚    2月ドリフターズ3/5
  http://www.misonoza.co.jp/

【中日劇場】  1月舟木一夫      2月宝塚雪組
  http://www.chunichi-theatre.com/

【名鉄ホール】 1月おんなたちの同窓会 2月三婆
  http://www.e-meitetsu.com/mds/main/hall/hall.html

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第38号 2004年12月9日 「振袖について」

 12月に入ると、あちらこちらでクリスマスの音楽が流れ出し、さすがに寒く感じる冬、師走らしい日々になってきました。今年はもう終りだなぁ~といつもは感じるころなのに、なぜか今年の12月はいつもと違い振袖の問い合わせが多く、今頃になって平成17年成人の人の【振袖オーダーレンタル】の問い合わせ等が多いのです。
 業界人からするなら、お買い上げいただければありがたいことなのですが、12月中旬を過ぎれば仕立てが出来なくなるので、【オーダーレンタル】は仕上り品のレンタルと違って、寸法を計り仕立てをする訳なので、「もっと早く見にこればいいのに・・・」とつい思ってしまいます。洋装の多い平素の感じ方から考えるなら、『まだ半月もあるのに・・・』ということでしょうか?
 着物はお客様のサイズに作るから良いと思うのだが、ゆかたも既製品が多くなりました。着物は直線裁ちの直線縫いだからこそ、本当はその人のサイズに合った着物の方が良いと思うのです。
『きれいに着せて下さいネ』って拝んでから、着物に袖を通して着なれようと努力する姿がやはりいいんだなぁ。

『追記』
【和の生活マガジンSakura H16.12月号】に今年成人式で写した、一部のお客様を掲載させていただきました。一生の記念に思っていただければうれしく思います。
【家庭画報 きものサロン 2004-05冬号】P52にも掲載させていただいております。 ぜひご覧下さい。

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第37号 2004年11月12日 「振袖に、なぜオーダーレンタルをおすすめするのか?」

 一生に一度の記念すべき日は、あとでは後悔したくはありませんよネ
振袖の【レンタル品】とは『仕立て上がり品』のこと。新品をレンタルにする場合でも、やはり150cmの身長の人でも160センチの身長の人でも、同じ寸法ということを考えます。仕上がり品があなたのサイズで、気に入った柄になる場合などは特別です。
 着物は直線縫いの商品です。曲線の体にピッタリ合わせるなら、貴女のサイズ、身長、体型に少しでも合った着物がベスト!!目立つ所にシワがよったりしていてはおかしいですヨ。袖丈も長すぎたり短すぎたり・・・は写真に撮った時に、体型に合っていないのがバレてしまいます。
【オーダーレンタル品】にすることで、そんな問題はすべて解決。それに『貴女のサイズで作る』わけですから、その振袖は必ず【新品】なのです。
その商品を、いままで何人着ているのか分からない!!、又、前人の嫌な思い出が込められているのでは?という、不安もありません。
やはりレンタルは【オーダーレンタル】が、新品・新柄で間違いがありません。

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第36号 2004年11月5日 「餅は餅屋」

 「餅は餅屋」ということわざがあります。
「その道の本職は、やはりそれだけの値打ちがあって優れている」という意味ですが、「きものは着物屋で!!」と言いたい訳です。11月には七五三、その後には正月や成人式、きものを着る機会がたくさんあります。
なぜ着物を?・・・日本人だから着なさい!!という訳ではありませんが、長い歴史の中で、着る物が次第に移り変わって着ましたが、着物を着る風習が残っているということは、着物には生活に根ざした何かがあるということではないでしょうか。
 着物にはその人によって使い方(着方)が違い、ただ冠婚葬祭の時にだけ使用されるお客様もあり、お花やお茶の時に使用される方も多いでしょう。慣習だけで本質もわからず、簡単に済ませる人もいるでしょうが、儀式的なことは一生に何度もありません。なぜその儀式を行うのかよく考えて行いたいものです。
「餅は餅屋」やはり専門店ならではの、その道のプロに聞いて行いたいものですネ。

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第35号 2004年10月15日 「さわって下さい」

 ホームページで月に1~2回お店の紹介をさせていただいています。
たくさんの品々がすぐ見られ、値段のチェック等も簡単に出来る良い点があります。そのお店の写真の撮りかたで、現物と多少色などが違う場合もありますが、メーカー等のチェックもきちんとできて大変便利です。
 これからの時代に大変マッチしていて、お客様がこれで関心を持っていただいたり、又勉強していただければ情報誌と同じで、大変うれしく思っています。時代はスピーディーに動いているので、24時間チェックできる点も良い点でしょう。
 でもホームページは1つ2つ問題点があります。それは生地のチェックが出来ない点です。絹でもやわらかい品、ごわっとした感じ、さらっとした感じを味わってほしいのです。それは四季を考えるなら、暖かく着たい時、涼しく羽織りたい時があるからです。それは現物をチェックすればすぐ判ります。着物は重ね着の着用物だと言われます。暑い時は脱ぐ。寒くなったら袷を着る。もっと寒くなったら羽織を着る。もっと寒くなったら綿入れを着る・・・ということです。それをするために職人は絹を色々と工夫してきたのです。糸の縒りを強くしたり、織りかたを工夫したり・・・
 そんな日本人の四季に対しての工夫を『さわる』ことで、肌で感じてほしいのです。
 もう一つは、あなたの顔に合わせてほしいのです。「似合う」って言葉がありますが、人によってそのとり方は違うとは思いますが、とにかく顔にあわせることで、その着物があなたに似合っているのかチェックしてほしいのです。
【さわる】ってことめんどうかもしれないけど、大変大切なことだと思います。

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第34号 2004年9月24日 「七五三について」

 9月も後半になると、さすがに残暑も少しずつ治まり秋らしくなってきます。この頃になると、【七五三】の着物を見に来店されるお客様も多くなり、一家揃ってお祖母さん、お孫さんづれでにぎやかに商品を見ていかれます。買い物でも『おもちゃ』売場『子供服』売場でしか見かけられない光景だと、うれしく見ています。
先日来店されたお子様(3歳の子)などは、自分ではっきりと、「この色は似合わない」と言われ、まったくその表情が大人顔負けで真剣そのもの、小物のコーディネートも自分でされていました。中々頼もしく、立派に元気で育ってほしいと思いました。
【七五三】の祭りのルーツは、やはり我が子のすこやかな生育を願う心から生まれたものだと思うわけで、生まれた土地の神様・氏神様にお参りしてお祓いを受け、無事な成長を祈願します。
『これからも元気に育ってほしい』という親の願いは、現代の我々の親の育て方を考えるにも、子どもに教えなくてはいけない行事だと思うのです。
子どもは宝ですから・・・

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第33号 2004年9月3日 「千總(ちそう」

33 今年秋より、創業440余年の歴史を持たれている京友禅の「千總」さんとの取引を始めます。
正直屋も今年、創業80年という節目の年でもあり、お取引をすることで今まで以上に商品に幅が広がり、楽しみに思っています。
「千總」の品で有名なのは、Mデパート等の広告でよく宣伝されている『手描き染め友禅』でしょう。深い色使いの振袖や訪問着は、まさに伝統を感じさせ、職人さんの心のこもった手間のかかる仕事、技術が商品にのり移った様に思われます。
この「千總」の商品は、【~おかげさまで創業80年祭~(10/23~25)】にお見せできる様、現在準備しています。
「千總」さんのご協力で、特別に【振袖80万円(税込価格84万円)】という品を提供できることになりました。
ぜひ一度ごらん下さい。

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第32号 2004年8月27日 「足袋職人」

 アテネのオリンピックでは、日本人が金メダルをたくさん取り、TVを見ていても声援に力が入ります。
オリンピックに関連して職人さんの特集をしていましたが、それを見ていたら、「砲丸投げの砲丸の重心を真中にする技術の難しさ」「『愛ちゃん』(卓球)のラケットは1g重さが違うだけで打つことに変化が出る」などの報道をしていました。それを作っている日本の職人さんの技術の高さと共に、高齢化でその技術を受け継ぐ人材不足などのことを痛感しました。
われわれの業界でも「足袋」が同様で、以前は『足合わせ会』と言って、別誂えの足袋を注文して作らせていました。人の足はよく見ると甲高の人や足幅の広い人・狭い人、外反母趾の人等の場合があり、そんな場合もやはり別誂えで作っていましたが、現在はある程度までの誂えしか出来なくなりました。(イージーオーダー)職人さんが少なくなって寸法を測る人がいなくなり、出来なくなってきたのです。
私も毎日着物を着ているので、誂えの足袋を履いていますが、やはり寸法が合っていると足にフィットして、疲れなくて楽ですし気持ちが良いです。履くたびに職人さんがいることに感謝しています。

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第31号 2004年8月20日 「Sakura(さくら)」

 『Sakura』という雑誌を9月号からお渡しできる様になりました。今までの『和煦』『月刊なごや』と同様、基本的には来店客にお渡しできる様にしてあります。ページ数が20数ページある和の生活マガジンです。日本ならではの文化をあらためて見つめ直し、日常生活をもっと豊かに美しく楽しもうと提案したマガジンです。『和煦』と同じ様に着物だけではなく『和』を中心にした情報誌で食べ物、旅、占い等など・・・
お店に寄られたら、ぜひ一度ご覧ください。

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第30号 2004年8月6日 「夏姿」

 今年の夏は特別に暑い。だから浴衣がよく似合う。でも着物は浴衣だけではありません。先日お客様から伺ったお話です。
新幹線の名古屋駅のホームでのこと。駅で列車を待っていたら夏の着物姿の女性。『うっとり・・・』と見とれているとそこへフワ~ッと風がふき、着物の裾(すそ)がめくれて、それをサラリと押さえる仕草がとても魅力的だった・・・という話です。(単衣だからある話)
きものには何気ない仕草・・・女の魅力が見られるのです・・・ちょっとおじさん的でエッチかなぁ~?
次に息子3人のご家庭での話しです。
女性はおばあちゃんと奥さんだけの6人家族。夏で何年ぶりかで浴衣を奥さんが着用。それを見た息子が、携帯電話のカメラで母の浴衣姿を撮りまくった・・・という話です。
やはりきものはいいですネ

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