第286号 2008年 9月4日「江戸小紋の篭(かご)」

徒然草の269号『江戸小紋のブレザーが出来上がりました』で紹介した江戸小紋の残り布で篭(かご)を作りました。
一つは棗(なつめ-茶器)を入れる仕服(しふく)と呼ばれる品で、もう一つの籠(かご)の方は御幸篭(みゆきかご)野点篭とも言うそうですが2点です。特注だったので仕立をする業者がなく今回もずい分探しましたが、仕上品は満足のいく商品になり、うれしく思っています。
仕服も既製品なら安価であるのですが、別誂えなのでどうしても高価になり申し訳なく感じます。
トンボの柄は私も大変好きで、印伝(いんでん)で財布や巾着(きんちゃく)を常に縁起を担いで身に付けています。トンボ柄は勝虫とも言い害虫を食べること、まっすぐ進む飛び方が徒武者(かちむしゃ)としては潔い(いさぎよい)からその名がついたのだろうか?

※参考・・・特選品『棗(なつめ)の仕服と御幸篭』コーナーで詳しくご覧いただけます。

ページの頭に戻る