第988号 2024年4月9日「古着売買について No.1」

988着物買取の問い合わせが多い。以前にも書いたが、古着の売買には警察署の許可証が必要で、勝手に売買はできない。また、誰から商品(古着)を買い、誰に販売したのかを記録しておかなくてはいけない。『着物屋』であっても、お客様の着物を勝手に売買することはできないのだ。
さて、これも何度も書いてきたが、コロナ感染が広がってから、着物の古着売買が停滞している。購入する方の減少で、仕入れるのをストップしている古着屋もある。古着は、お稽古事をしている方が練習着として、または接客業の方が買っていかれることが多い。景気の悪さから、新たに古着を購入しようという方が減っているのも一因だろう。需要と供給のバランスから、売れなければ仕入単価も下がる。高く買い取ってもらえないので、売るのをやめて持ち帰る人も多い。仕方がない。

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