第881号 2015年10月2日「いつの間にか65才 No.2」

88110月に入り、朝夕は気温も下がって、すっかり秋らしくなってきた。
9月の連休は、シルバーウィークというそうだ。敬老の日が含まれいるから、この期間中に墓参りにでも行ってらっしゃいと言う意味も込めているのか?それはわからないが、あちこちの高速道路は渋滞したようだ。
私共の店は営業していたので、この機会に重点的にテレアポすることにした。これから成人式を迎えるお嬢さんがいるご家庭に、電話をかけまくった。
多くは留守だったが、在宅の中で特に気づいたのは、男性やご老人の多いこと。この方々は、決まって『嫁と孫で相談しているようだ。』と答える。彼らは、振袖選びの会話に入っていないのだ。寂しい話だ。正直屋では、家族写真も撮ることをお勧めしているが、家でその話もされない嫁や孫もある。家族共同体ではなくなっている。
テレアポしていると、いろいろな家族模様を垣間見ることになる。お祖父さんの、『わからん』は納得できるが、お祖母さんの『嫁が決めるから』や『実家で相談しているようだ』という答えは、少し悲しい気持ちになる。長年の共同生活の中で生まれたルールのようなものがそうさせてしまったのか。
いろいろなことを考えるようになったのは、今年の前半、親しくしていた知人の訃報が続いたことや、『いつの間にか65才』を越え、シルバー世代に突入したこと、サラリーマン生活を過ごしてきた同級生たちが皆リタイアしたことからきているのか?年を重ねることは、悔しさを知ることなのかな?そんなに早く走れない、重い荷物が運べない、なんてことは序の口だな。
だからこそ、最近、新しいことにチャレンジすることにした。それは、ホームページの改造だ。最初から作り直すのは、これで4度目。自分がインターネットを使いこなせていないために、諦めて我慢していたことを、もう一度見直すことにしたのだ。
吉と出るか凶と出るか、良いも悪いも自分で決断したこと。後は手を合わせるだけ。

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