第843号 2014年9月24日「恩師 No.2」
私は、小学校時代も中学生になってからも成績は良くなかった。あまりにひどいので、中学2年の時、担任が家庭教師を持つことを勧めてくれた。
少しずつ成績は上がったものの、高校受験の折には、担任から普通科は無理だからと商業高校を勧められた。しかし、「普通科でないと」という思いが強く、すでに私立は受かっていたので、公立は力試しのつもりで、受からないと言われた学校を受けてみた。そうしたら運よく合格してしまった。
たまたま入れた人間がレベル以上の所へ行ったものだから、高校3年間は最悪だった。苦しい3年間ではあったが、卒業してしまえばみんな同じだ。成績表を背中に貼って歩くわけではないのだから。あの頃、なぜ国語の先生は、私を叱ったのだろう?あれって今ならイジメじゃないかな?とか懐かしがったりしている。
≪追記≫
商業高校を勧めてくれた先生は、数年後、妹の担任になった。私の一件以降、成績で学校を決めるのをやめたそうだ・・・先生の判断は正しかったんだよ、本当は。