第795号 2014年3月7日「卒業式 No.3」

3月は卒業式の月。2月28日から始まり、毎日のように、正直屋各店では、二尺袖着物と袴の着付をしている。午前5時から予約の入っている日もあり、そんな日は、スタッフは、30分前の午前4時半には出勤して、待機している。
今まで、補整用のタオルを忘れたり、草履や肌着類、小物を忘れたりするお客様があったが、店でも販売している物なので、それが理由でお支度の終了時間が遅くなるようなことはない。一度、半衿が付いていないということもあったが、ヘア・メイクをしている間にスタッフが付け、間に合わせたこともあった。
しかし、今回は、そんな簡単な話ではなかった。美容師との打ち合わせの際、勘違いから、お客様の来店時間を一時間、間違えてしまったのだ。それがわかった時は、少し慌てたようだが、いつものように、当店のスタッフは、予約時間の30分前から待機していた。美容師が到着するまでの間、先に着付をすることにしたのだ。そうしたことにより、お客様は、何とかギリギリ集合時間に間に合ったようだ。係の機転と、着付の出来るスタッフがいたことが幸いした。
予期せぬことが、起こってはいけない。パーフェクトな仕事をして、お客様に喜んでいただけるよう、正直屋は、店内でヘア・メイク・着付・写真撮りを行っている。これからも、出来る限りこの姿勢で続けていきたい。

ページの頭に戻る