第745号 2013年8月17日「盆踊り」

745盆踊りが静か?何それ?という話。
近頃は、地域住民に迷惑がかかるということで、音を鳴らさないようにして、騒がしくしないで踊るんだそうだ。皆、イヤホンで音楽を聴きながら踊るから、踊りは揃っていてきれいだ。しかし、おかしい!本来、盆踊りは、村社会の中での集団行事であり、氏神様への感謝と村人同士の親睦を図るために行われていたものだ。その村、部落、町全員の人たちが参加するものだった。
昔ならレコードをかけ、リーダーに合わせて踊った。現在は、民謡をやっている人たちがリードしながら浴衣姿で踊る。その光景は、真夏の最大イベントだ。全員揃って、まとまって輪になって踊ることで、人の和もできた。子供たちは、上手に踊ることも、浴衣を自分で着ることも大人から教わった。静かな盆踊り大会・・・気味が悪い。
私は、朝のラジオ体操を、毎日鶴舞公園で普通に行っているが、、新しい町では、そんな行事も夏休みが始まって10日間だけ行うそうだ。ちょっと寂しい。
日本社会が変化している。そんな気がする。古くから行われていた行事で、受け継がれていないものがたくさんある。それらは、本当に必要のないものなのだろうか?

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