第669号 2012年10月16日「個人情報保護法 No.6」

何度も書いていますが、平成18年11月1日より役所での名簿の閲覧が出来なくなりました。現在、当店が名簿業者から購入してDM発送用に利用している名簿は、それ以前のもので、つまり、6年前の名簿ということになります。
先日、26年成人の第1回目のDMを郵送したところ、その中の方からカタログ発送停止依頼の電話があった。当人はお亡くなりになられているということだった。幼い頃に、病か何かで亡くなられたのかもしれない。もし、娘さんが生きていたら再来年成人式を迎えるのだ。
名簿は、多数の名簿業者によって調べられ、たくさんの店へ売られている。当店だけでなく、様々な業種の店から届くことになる。『もし、生きていたら・・・』と、そのたびにその子を思い出し、涙を浮かべるのだろうか?これは厳しい。しかし、名簿をきれいに消すまでは何度も続く。辛い。
健やかに成長する子どもたちの中で、そうでなく短い人生で終えた子どももいる。立派に成人した姿を見たかったのに、それができない親御さんがいるのだ。知らぬこととはいえ、名簿を入手しDMを郵送した者を代表してお詫び申し上げます。

ページの頭に戻る