第668号 2012年10月12日「アリとキリギリス No.2」

女房に言わせると、私は元来『キリギリス』だそうで、先日は『猪』とも言われた。猪突猛進で、走り出すと周囲がまったく見えなくなる・・・思い込みが激しすぎるのだそうだ。当たっているから仕方がない。だから、よく相手に利用されて悔しい思いをする。従業員もそんな私の気性を知っていて、時々注意される。昔なら、『そんなことないわ!』ではねつけていたが、自分の子どもくらいの女性に言われるのだから、子どものようにダダをこねるわけにもいかず、『そうかなぁー?』とつい本音を漏らす。心の中では、『でも、あいつが悪いんだよ!』と悔しがっているのだが。
もういい加減に『キリギリス』を卒業し、真面目に物事をよく考え、仕事に向かわなくてはいけない。見栄を張る年齢でもなかろうに、もっとよく店を直視して考えないといけない。
振袖中心の店とは、若い人たちばかりを相手にする店なのだから、広告宣伝もその年代の人に合わせなければいけない。仕事上のお付き合いも検討し、若い人が参加できるものに加入しなくてはいけない。
このたび、20歳の女性が入社することになった。20歳・22歳と若い女性が2人になり、振袖販売も趣向を変えた取り組みを始めたいと現在検討中だ。私には出来ないことなので、ホームページがどう変わるか楽しみ。
結局、私は『アリさん』のようには働けなかったけれど、従業員の皆が楽しく仕事が出来るような店になればいいなぁ。

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