第258号 2008年 4月28日「おつづきいかがですか?」
30年も前の話です。
昔はお客様宅へ伺うと抹茶を出して下さるお客様も何件もありました。
あるお客様宅でお抹茶を一服いただいたら、お客様が上記の様に『おつづきいかがですか?』と言われた。
私は何もわからず、『はぁー』と。
すると抹茶が、、、二服目です。
とてもおいしくいただきました。
すると又『おつづきいかがですか?』、、、又、『はぁー』と言った様です。
すると三服目が、、、
抹茶はとてもおいしいのですが、、、
『おつづきいかがですか?』、、、『はぁー!!』
四服目の時に、さすがにお客様が教えてくださいました。
あなたはとてもおいしそうにお茶を飲むから出したのだが、
普通は『けっこうなお手前で、、、』とか『おいしくいただきました、、、』
とか言って、一服で終えるものなのヨ!!、、、と。
おもしろがって三服目まで出して下さったそうなのだが、、、
次の訪問からは、必ず二服いただける様になった。
よほどおいしそうにお茶を飲むと見える。
お手前は知らないから、てきとうに飲んでいただけなのに、、、
毎日抹茶を飲まれていたから、新鮮で甘く感じられる。
それまでに飲んできた抹茶は、どちらかと言うと『にが~い』ものでした。
それからはそのお宅へ行くのが楽しみになった。
難しいお客様でも会ったが、商品のことも色々と教えていただいたし、
お客様もたくさんご紹介いただいた。
『おつづきいかがですか?、、、』
楽しい思い出の言葉です。
(撮影:5月6日 鶴舞公園にて)