第691号 2013年1月12日「バスガイド」

昔といっても20年くらい前、昭和の時代から平成に移った頃のバス旅行には、必ずバスガイドさんがいた。『右に見えますのは〇〇で・・・』、景色の紹介が早すぎたり、通り過ぎてからしたりするガイドさんもあったが、楽しんで聞いていた。時には歌が入ったり、その時々の話題が入ったりする楽しいガイドさんもいた。
格安旅行の時代になり、ガイドさんのいないツアーが多くなった。お茶やお手ふきのサービスもなくなった。
ガイドを聞くといっても、その時に『ふぅ~ん』と感心するくらい。ガイドさんもそれが仕事であって、勉強して覚えたことを話しているだけのこと。山の高さが何メートルだとか日本一の〇〇とか、教えてもらったことを覚えて帰る人もいない。それにしても、通り過ぎる風景を見ながら解説も交えて話すのだから大変な仕事だ。
さて、今年の正月に、静岡の富士五景めぐり(?)のツアーに行って来た。もちろんガイドさんはいない。代わりに添乗員さんが乗車して、乗客の人数チェックと少しのガイドをしてくれる。やはり、名所の多いところだけに、ガイドさんがいるといい。それも話の上手なガイドさんで・・・。天気も良く景色も良かった。寒くてカラッとした日だったから、特に富士山がきれいに見えた。

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