第572号 2011年10月18日「ドラマ」

同じ脚本、同じ演出家の芝居でも演じる役者によって違った味の作品に仕上がる。また、台本の優れたもの、昔から何度も演じられてきている作品は演じる人によって受け取り方も変わり、見ている側の我々も『なるほど』と感じる。
音楽でも、同じ曲でもテンポによって楽しくも悲しくも感じられるものがありおもしろい。聞く側のその時の気分によっても変化するだろう。
毎日の生活の中での夫婦の会話でも、ある時は笑い話に、ある時は喧嘩になる。あとで考えるとたわいもない話の連続なのにおかしなことだ。年を重ねるごとに夫婦は『あきらめ』が入り、お互いが控えるようになり、若かった頃ほどはもめることがなくなる。そして、たとえもめたとしても日にちが過ぎると、また元の鞘(さや)に納まるのだ・・・大概はね。近ごろ、離婚が多いということはそうでもないということか?でも年をとってからの男の独り者は何もできない私などからみれば寂しくて辛いだけだと思うのだが・・・。
もう少しドラマの続きは見られそうです。

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