彼女と会うまでに浴衣を用意しなくてはいけないと思い 初めて着物屋さんを覗いた。 『私に似合う浴衣を下さい!!ただしトンボ柄が 入った品が欲しいんだが・・・』 『どうやって着るのかもわからないんだけど・・・』 丁寧に教えてくれた。 ただサイズはちょっと小さいそうだ。 角帯というのは締められないので 兵児帯という品にした。下駄も買った。 当日うまく着られない。 『もういいや・・・!!』 ぎこちない姿でホテルへ 『元気だったかい?』 「わっ!!カッコイイじゃん!!」 彼女は昔のままだった・・・