第311号 2008年 11月28日「時は人を変える」
先日何十年かぶりに昔よく遊んだ友人に会った。
60才近くになると、さすがに頭も白髪になり『年をとったなぁー』と一言。昔ならここで冗談の一言が出ようものなのに、サラリーマン人生も長い所為(せい)か会話が続かない。
人は生活の中で味気のないマイナーな人物に、知らず知らずに変えられてしまっているのだろうか?自分はいつまでもワガママだから、バカの言える人物としか付き合ってきていなかった。だからそう感じるのだろう。
彼とは小中高校と同じ学校で、家も近くだったから、大学を卒業するまで昼夜問わず遊んだ。彼女も交えバカ騒ぎをし、悩みを語り、遊びならボーリング、マージャン、ビリヤード、スキー等、成人の遊びという全ては彼と共有してきたつもりだった。そういえば詩集も出したんだ。・・・『勝ってうれしい花いちもんめ』・・・
酒を飲んで討論し、エッチな替え歌を唄う。彼の結婚式ではその覚えた歌を悪友と二人で唄った程だ。
今会う友とは随分な違いだった。どうせ自分も随分の様変わりだと彼も感じたのだろう。お互い子どもも成長し、幸せな現在なら良し、ということか。
時は人を変える。