第38号 2004年12月9日 「振袖について」

 12月に入ると、あちらこちらでクリスマスの音楽が流れ出し、さすがに寒く感じる冬、師走らしい日々になってきました。今年はもう終りだなぁ~といつもは感じるころなのに、なぜか今年の12月はいつもと違い振袖の問い合わせが多く、今頃になって平成17年成人の人の【振袖オーダーレンタル】の問い合わせ等が多いのです。
 業界人からするなら、お買い上げいただければありがたいことなのですが、12月中旬を過ぎれば仕立てが出来なくなるので、【オーダーレンタル】は仕上り品のレンタルと違って、寸法を計り仕立てをする訳なので、「もっと早く見にこればいいのに・・・」とつい思ってしまいます。洋装の多い平素の感じ方から考えるなら、『まだ半月もあるのに・・・』ということでしょうか?
 着物はお客様のサイズに作るから良いと思うのだが、ゆかたも既製品が多くなりました。着物は直線裁ちの直線縫いだからこそ、本当はその人のサイズに合った着物の方が良いと思うのです。
『きれいに着せて下さいネ』って拝んでから、着物に袖を通して着なれようと努力する姿がやはりいいんだなぁ。

『追記』
【和の生活マガジンSakura H16.12月号】に今年成人式で写した、一部のお客様を掲載させていただきました。一生の記念に思っていただければうれしく思います。
【家庭画報 きものサロン 2004-05冬号】P52にも掲載させていただいております。 ぜひご覧下さい。

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