第892号 2016年1月28日「名簿 No.2」

DMを送ってみて、あて先不明で戻ってくれば消して、テレアポをして、直接話してみた感触によっては消して、といったことを繰り返して削除していった結果、29年成人名簿の掲載人数もずいぶん少なくなった。
先日、29年成人のお客様が来店され、成約された。名簿を見て驚いた。第一回目のテレアポの時に、名簿から削除した方だったのだ。『最近購入しました。』というメモが残っていた。
私もテレアポをするのだが、私の言い方が下手だったのか、お客様のほうが一枚上手(うわて)だったのか?近頃のお客様は、本当に対応が上手だ。断りも上手にされる。
昨年の春から始めて現在に至るまで、何度かテレアポをしたが、留守宅も多い。共稼ぎの家庭も多いのだろうが、子どもが成長すれば、昼間不在の家も多くなる。夜にテレアポすればいいのだと同業者から言われたことがあるが、私自身、夜に掛かってくる電話に対しては、いい印象を持っていない。だから、当店ではしないことにしている。
あまりにも名簿の数が減れば、対応策を考えなくてはいけないだろう。ビデオレンタル屋の名簿、教育関連企業の名簿も検討はしているが、DM発送を代行してくれるというだけで、その名簿をくれるわけではない。精度の高い名簿なのだが、高額であるのに加え、テレアポが出来ないという欠点もある。ITもいろいろやってはいるが、経費がかかるわりには、まだまだ売上のほうに反映されていない。
インターネット上では、大型振袖店のディスカウント振袖が目立つ。我々同業者から見ると、『よくもこんな古い商品をITで宣伝するなあ』と呆れてしまう反面、当店では出来ないことなので、悔しくも思っている。聞けば、このような品でも、結構レンタルされているのだという。
いろいろボヤいてはみたものの、当店は当店のやり方で宣伝するしかない。そんなわけで、今は『振袖正直屋』ウェブサイトを新しいものに移行作業中です。LINE、Facebookもあわせてご覧いただければ幸いです。

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