第621号 2012年4月25日「プロ」

テレビやラジオ等に出てくるプロの人たちはとても厳しい日々を送っている。スポーツ選手、特にアメリカの野球選手は莫大な報酬を得ているから憧れる。我々の年代になってしまえば、まったく無理な話だから諦めもつくが、『自分があんな人間だったら・・・』と夢みたいなことは思う。だが、誰もが若いままではおられない。スポーツ選手が引退し、その後も解説者や指導者として一流になれる人はごくわずかだ。続けるという難しさが何にでもある。
商いも同じだ。私は、先代から店を受け継ぎ、平成9年に社長になった。祖父や父も大変な苦労をしてきたと思う。今年で創業88年になる。やり始めは簡単な仕事だと思った。しかし、年を重ねるごとに商いの難しさが感じられるようになった。現在の私は目標を創業100年とし、何とかそれまで愛される店『正直屋』として残り続けたいと願っている。
私は、プロとしての仕事の重大さを日々考えているか?努力しているか?反省の中での成長です。

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