第973号 2022年6月29日「IT No.2」

973テレアポをしていると、『この電話はお受けできません』とか『録音します』とかいう音声が流れてくることが多くなった。迷惑電話対策をしているのだ。私の家の電話番号をどこで調べたのか?娘の名前も、成人年齢も知っている。住所も親の名前も・・・10年前ならビックリする人もいたが、現在はITの発達で、誰もが当たり前だと思っている。恐ろしい時代だ。
これは、電話だからまだいいが、歩いている時に知らない人からこんな声掛けをされたら恐ろしい。電話の場合、申し出があれば、名簿から削除し、二度と電話を掛けてはいけないと法律で定められている。しかし、現実は、相手もそれが仕事だから、人を替え、日にちや時間を変えて、同じ会社から何度でも電話が掛かってくる。
最近、若い世帯では固定電話の無い家庭も増えた。あったとしても、知らない電話番号だったら出ないと決めている。今の時代の対処法だ。私が小学生の頃は、電話のある家は少なかった時代だから、近所の人が店に電話を借りに来る、なんてこともあった。
今やスマホがあれば、テレビを見たり、ゲームをしたり、買い物したり、何かを予約したり・・・わざわざ出向かなくても、どこからでもできてしまう。本当に便利な時代だ。
だが、動かない分、体は衰えるだろうなぁ。何百年もすれば、人間の姿もずいぶん変わるかも。
しばらくは、せいぜい利用することとしよう。

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