第958号 2021年1月27日「2021年」

2021年が始まった。正月休みの間、年賀状の整理をした。毎年、出す枚数を減らしてきたが、印刷でも出さなくてはいけない先、いろいろとお世話になっている先には続けて出している。すると、年に2回、年賀状と暑中見舞いのやり取りだけの方々も多くなり、気づけば何十年もお会いしていない。それはそれでいいのだが、思い立って、同業者の方々や同級生あわせて10人ほどに電話をしてみた。若い人たちならメールでやり取りするのだろうが、私にはそれができない。それに、直接話をしたほうが、声の調子で相手の様子がわかる。10年以上会っていない人に突然電話をするのだから、当然、相手もビックリされたが、それぞれ、昔の話や、子ども、孫、両親、仕事のことなどで盛り上がった。
最近はコロナ禍で景気の悪い話ばかりだが、昔の話は、その当時はイヤな思いをしたことであったとしても、今は懐かしい思い出として話せる。年齢的には、定年を過ぎた人たちばかり。良いことも悪いこともあった。誰もが皆、それを乗り越えてきたからこそ、今はそれなりにのんびりと正月を過ごせているのだろう。
年初めからコロナのニュースで心配な日々が始まった。名古屋では、何とか予定通り成人式を開催することが出来たが、延期になった地域もある。そして次は卒業式。一生の記念日となるこれら行事を無事迎えられ、皆が安心して暮らせる年となりますよう願いたい。

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