第945号 2019年12月25日「こだわりの逸品」

『こだわりの逸品』というタイトルで、振袖21グループで逸品振袖を取り扱うことになりました。ここ数年の振袖の動向は、レンタルが多くなり、最近ではママ振のお客様も多くなりました。そんな現状の中、逸品振袖を販売するのです。
振袖表生地価格が100万円以上の手描き、絞り、箔使いの品や作家物の品を全国から集め、提案しようというわけです。昔はデパートや有名専門店でしか扱われていなかった高額な振袖が正直屋で売れるか?という不安もありますが、グループでメーカーや問屋さんに無理を言って集めていただいた品々です。一品物なので、売れたら終わり。また良品で安価な品を探して、提案していきたいと考えています。
振袖の他に、もちろん袋帯や長襦袢も提案します。私の場合、50年この商いに携わってきたので、振袖もいろいろな産地の逸品を見てきました。袋帯もしかりで、昔ほど生産はしてはいないものの、あのメーカーのあの商品を、と問屋さんに話し、探していただくわけです。
そんな商品を探しておられるお客様は、たくさんいらっしゃると思うのです。なぜなら、『和』のブームでテレビや雑誌等でも紹介されているからです。伝統的工芸品と言われる品々を見て、その品に触れ、袖を通したら『たまらない』。日本人に生まれてよかった・・・和服にはそんな魅力があります。まずはDMやホームページで、ぜひチェックしてみてください。
店では、アフターフォローもきちんとできるよう、この夏に二度ほど悉皆(しっかい)屋の研修もしてまいりました。まだまだ奥が深いと思います。いろいろな商品のチェック、しみ抜き、焼直し、箔直し他、続けて勉強していきたいと思います。ぜひご用命くださいませ。

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