第910号 2017年3月31日「高齢者 No.2」

年を取ったと気づかされる第一歩目は、糖尿病、高血圧、白内障、50肩や腰痛かな?
テレビで毎日聞こえてくる病だが、自分はまだ若いから関係のないことだと思い、うるさい宣伝だなーとしか思っていない。だから、予防のための努力など、しようとも思わない。同年齢でも、若いうちからテニス、水泳、ゴルフ、ウォーキング等で身体を鍛えてきた人がいるが、私の場合、夜飲みに行く時間は作っても、運動をする時間は作らなかった。
30歳半ばを過ぎ、体重が急に増え始め、しばらくすると、今度はどんどん減り始めた。糖尿病にかかっていた。遊び呆けているうちに、病は一歩ずつ進んでいた。
気づいてからでは遅いが、朝のランニングを始めた。昔の自分とは程遠く、100mも走れない。自分よりも20歳も30歳も年上の人に抜かされる。恰好悪いから、次の日からは、スポーツウェアではなく、セーターとズボンで早歩きから始めた。
健康食品を、手からこぼれるくらい飲み続けたこともあった。子どもからは臭いと言われ、病院の先生からは、『健康食品は、しょせん食品。薬とは違う。』と言われ止めた。
ストレスに暴飲暴食、睡眠不足が揃えば、誰でも病気になる。66歳になって、同年齢の健康な人たちと比べると、体力もない。病への抵抗力も落ちたのか?この数十年間の病院通いがまぎれもない事実。
今ごろ後悔しても遅いが、病をきっかけに始めた散歩。考えようによっては、その朝の散歩が続いているから、まだ何とかそれ以上ひどくならずに保てているのかもしれない。母さんや子どもに迷惑が掛からないようにしなくてはいけないようだ。

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