第788号 2014年2月11日「神様の言う通り No.10」

悪いことばかり起こると、どうしても、人のせいにしたり、人を恨んだりする。人間形成ができていない証拠だ。
今日も、自分のことは棚に置いて、従業員を悪く言っている。人間が小さいから仕方がない。
『何で俺は、休みも取れずに働かないかんのだ!』
『あんな人材、おって何の役に立つんだ!』
『それでも、有給休暇だけは、一番忙しい時に取りやがって!』
『失敗ばかりで、損ばっかりだ!』
『何であんな人材、入社させたんだ!』
本人の前では言えない。中小企業の経営者たちは、どこも皆同じ。従業員に気を遣いながら、細々と生活している。儲かるどころの話ではない。
『また失敗しやがって。お前、自分で謝ってこい!』
『一人前になるまでに何年かかるんだ!』
『飯は遅いが、バカ話だけは長い!』
『お客さんのところへ行ったら、帰ってこえせん!』
『自分の給料分くらいは、儲けてくれよ!』
・・・
『さて、まあ ええだろう。そこまで言えば。』
神様が、頃合を見計らって、そっと囁いてくれる。
あまりに頭にくると、2日も3日も口を利かない。
でも、本人に言わなくてよかった・・・

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