第679号 2012年11月24日「変わり目」
以前にも書いたが、小学5年生の時にやっと泳げるようになった。それまでは、水が怖かった。何でも、一度できるようになると、それからはできるのが当たり前になるものだ。自転車もそうだ。何日も練習して乗れるようになった。小学低学年の頃は、竹でできたのぼり棒に登ることもできなかった。鉄棒では、逆上がりがダメだった。中学1年生の時は、懸垂(けんすい)が一度もできなくて、先輩に、『練習中ずっと鉄棒にぶら下がっとけ!』と言われた。しかし、一週間もぶら下がっていると、次第に筋肉も発達するのか?できるようになった。先輩もおだてるのが上手かった。だんだんスポーツが好きになった。やらず嫌いだったのかもしれない。
食べ物も、子どもの頃は好き嫌いが多かった。煮魚・とろろ・納豆・トマトジュース・炊き込みご飯等々、小学5年生までは嫌いなおかずの時は、祖母に頼んで玉子焼きを作ってもらっていた。それを父に見つかり、ひどく叱られ、それ以後は出されたおかずを食べるしかなかった。お陰で、現在は出されたものは何でも食べられるようになった。
わがままな性格は、今でも変わらない。だが、小学5年生という年は、今から考えると変わり目の年だった。