第635号 2012年6月12日「昔の話-私のこと No.14」

糖尿病になって、月に一度、病院に通うようになった。通院のたびに血糖値を測ってもらっては注意され、一週間くらいは摂生し、また元の生活に戻り、また注意されての繰り返し。
ある日、お客様から漢方の先生を紹介され、薬を煎じて飲むように指導された。この先生、ハンドパワーがあるのか?私の身体には触れず、手をかざして診察をする。『お前さん、また親父とケンカしただろ!』当たるのだ。事あるごとに、いろいろと諭された。私もきちんと言われたことを守ればよかったのだが、ただ何となく通っているだけだった。お陰で糖尿病は悪化しなかったが・・・。
その後、健康食品も何種類か飲んでみたが、病気は治るはずはなかった。子どもから、『お父さん、臭い』と言われながらも、十数年飲み続けた。お客様でもある大学病院の教授から、『もう、そろそろ止めたら?健康食品はしょせん食品であって、薬とは違うよ。』と言われ、『それもそうだ』と思い止めた。飲んでも飲まなくても変わらなかった。健康食品を飲むのを止めてしばらくすると、身体の臭いは消えた。

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