第619号 2012年4月17日「昔の話-私のこと No.11」

平成になった頃、体重が70キロを超えた。ある時に、急に体重が減った。55キロまで落ちた。糖尿病にかかっていた。病気になっても生活は変わらなかった。
タバコは40歳の時にやめ、息子が喘息ぎみになったのと、自分の体力をつけるためと、病気治療のためにもと、朝のラジオ体操とランニングに出掛けるようになった。鶴舞走友会というグループに入会し、犬山や三好マラソンにも出場した。
平成2年に、弟が3年間の千葉での修行から戻ってきた。修行先は振袖販売で急成長していた店だった。その店のノウハウを取り入れて、これからの時代に対応するはずだった。猪子石店の息子も、同様に大阪の修行先から1年前に戻ってきていた。正直屋も、この二人の新人の入社で他店がシステムを考案し成長している事実は知ったが、私の時と同じで、その方法を取り入れて改革するにはハードルがたくさんあった。正直屋は、番頭たちのお陰で成功した店だからだ。新しくテレアポを取り入れても、『そんなことをするより案内状配りをして来い!』と言われる。私がもっとバックアップして彼らを育てなくてはいけなかった。

ページの頭に戻る