第585号 2011年12月7日「困ったお客様」

一年前に成人式の振袖を決められ、ご入金ももちろん済んでいるお客様。年末になり、もう一度チェックに来店された。『こんな柄だったんだ・・・』こういう会話は、係からするとまったくガッカリなのです。その上、11月も末だというのにヘアーとメイクの予約をされていない。24年成人だから、もうすぐなのにまったくのんびりしている。着付の予約だけは当店でされていた。今頃お嬢さんの気に入るヘアーをしてくれる美容師がいるだろうか?母さんは呆れ顔で、『ガンバって探しなさい!』いつもと違って語気が少し荒い。自分のセールスに自信があり、日々お客様に喜ばれるよう必死になって選ばせていただいているからだ。着付は午前7時だからとてもいい時間。最初から、ヘアーもいっしょに予約されていればこんなことにはならなかった。今頃そんないい時間に追加で入れることは他のお客様にご迷惑がかかりすぎる。本当に困ったものだ。母さんも気の毒に思ったようで、『もし、どうしても無かったら、時間は変更になるけど何とかするから・・・』と。どうなるだろう?

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