第568号 2011年10月5日「ツクツクボウシ」

今年は『ツクツクボウシ』に縁があるのか?先週も鳴き声を聞いた。

私が小学生の頃は、誘拐事件などの物騒な話はテレビドラマの中だけのことで、さほど注意することもなく、夏休みともなると真っ暗になるまで虫取りや魚釣りに明け暮れていた。遅くに帰っても、『早よ夕飯を食べんと皆が食べられん!』と叱られるくらいだった。

宿題もしないで、本当によく遊んだ。当然、宿題は終わらせることができず、※『夏の生活』の1/3くらいは賢い子に見せてもらって写したりしたものだ。虫かごいっぱいに蝉を捕ってきては蚊帳(かや)の中に放し、『ミィーン、ミィーン』と鳴き出すとあわてて部屋から逃げ出す、なんていう遊びもした。昔は型の少し小さい『チィチィゼミ』なんていうのもいたがここ何年も見なくなった。

子どもの頃の思い出は自分だけの宝物だネ。

※『夏の生活』:名古屋市では定番の宿題。全教科が出題された問題集のようなもの。冬休みには『冬の生活』というのがあります。

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