第86号 2007年1月1日「あけましておめでとうございます」

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紅白饅頭や餅を始めとして垂れ幕、水引き、赤飯など祝いごとには必ず出て来る赤と白。なぜこの色がおめでたいのか?
赤の方は、古来より太陽を象徴する色であった。また、赤は全ての穢れを焼き清める火の色でもあった。一方、白はというと、実はこれもまた太陽の象徴で、『白日』すなわち曇りのない日の光を表す。奈良時代には、白色を『祥』つまりめでたいことの印、先ぶれとした。源平の時代、平氏は赤旗を掲げ、源氏は白旗でしたが、白と赤は共に潔い心、誠の心の徴しであったそうです。
お正月、神社の鳥居に用いられた魔除けの赤を見て、どんな2007年が始まるか占ってみては・・・?
あけましておめでとうございます。

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