手締めと手打ち

祭りや祝い事などで無事の成功と終了を祝い、関係者が掛け声を合わせて打つ手拍子は、大きくは「江戸締め」の手締めと「大阪締め」の手打ちに分かれます。他にも「博多手一本」や「伊達の一本締め」など地域によって独自の手締めが行われています。

◎江戸締めの一本締めと三本締め
[一本締め]
お手を拝借 (ヨー)
タンタンタン・タンタンタン・タンタンタン・タン
(3回・3回・3回・1回)
有難うございました
※拍数の「3回・3回・3回・1回」は3×3回で九になり、もう1回手を打つことで、九に点が打たれて「丸」になり、「丸く納まる」の意味になるとされています。
[三本締め]
お手を拝借 (ヨー)
タンタンタン・タンタンタン・タンタンタン・タン
(3回・3回・3回・1回) (もう一丁)
タンタンタン・タンタンタン・タンタンタン・タン
(3回・3回・3回・1回) (もう一丁)
タンタンタン・タンタンタン・タンタンタン・タン
(3回・3回・3回・1回)
有難うございました
※ここで御注意!
一本締めで「(ヨー)タンと終える場合がありますが、これは「一丁締め」と呼ばれます。
「一丁締め」と「一本締め」の違いに御注意下さい。

◎大阪締めの手打ち
「打ーちまひょ」  パン・パン
「もひとつせー」  パン・パン
「祝うて三度で」 パパン・パン
おめでとうございますー!
(外市株式会社発行『衣と装い』より引用)

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当店も入会している日本専門店会連盟の総会でも、東京の「マツオカ」さんが最後の締めをされているが、これは上記のものとは違う。掛け声と動きが入り、また楽しい。受け継いでいってほしい。

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