きもの選びは友達探し、あなたの笑顔に癒される by かずまさ

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第604号 2012年2月22日「寒いがね No.2」

いつまでも寒い日が続きます。
今年は雪も多く、雪下ろし等で亡くなられた方が昨年以上に多く、すでに百人を超えているという。未だ収束しない原発や岡山県倉敷市の海底トンネル事故等々の惨状は、現代の機械文明に対抗しているようだ。安全に対しての神話がいろいろな場面で崩れ去り、見直されている。まだわからないことが多いということなのだろう。
さて、自分の身体の健康維持のため、鶴舞公園を日々歩いてはいるものの、寒いのと暗いのとでしばらくラジオ体操には参加していなかったのだが、6時半ごろには日が昇るようになったので、久しぶりに出掛けてみた。暗くても毎日参加されている人もたくさんいて、時々会う人から『久しぶりだねぇ』などと声をかけられた。まだ10度以下の日も多く、完全武装で暖かくしてCDで音楽を聴きながら散歩している。
3月になれば卒業式シーズン。袴の着付等で忙しくなる。
今、流行のインフルエンザにかからないよう体力アップを図りたい。

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第603号 2012年2月20日「センス」

センス・・・カッコイイとか上品だとか可愛いとか、店ごとにお客様の持つイメージがある。『あの店なら・・・』ということで選ばれるのだろう。
広告についても、当店のイメージがあるだろう。ホームページについての若い社員からのイメージは『ダサい』。いろいろ直しても基本コンセプトが初めから違うのだろう。やはりダサいそうです。先日、今まで取引のない広告会社のDMをその若い社員に見せたところ、現在の印刷会社が製作しているものと比べて『センスが良い』と言う。私もそれには同感だった。
センスは時代の流れにより変化しているのか?私の年齢では時代遅れなのか?懸命においていかれまいと新しいDMとかにチャレンジしてはいるもののわかっていないのかもしれない。自分の店のことについては、オーナーなのだから自分流でやり抜くしかない。良いか悪いかはお客様が選ぶ。なるべくなら選ばれる方の側にいたい。最後は『お願いします』かな?

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第602号 2012年2月13日「携帯サイト」

年初めから携帯サイトにメモ書きを入れています。宣伝ですが、文字数に制限があるので、自分で10文字5行までと決め、文を作って載せています。文字数が決まっていると、文章としては簡単・明確なんだけど、宣伝だから楽しくもない文になってしまう。これでは見るほうも面白くもない。ニュースなら短く簡潔で分かりやすい文章であるというのが大事なんですが、私の書く文は宣伝だから読み返してもちっとも面白くない・・・ということで、2月11日より名古屋弁で書くことにしました。なかなか難しいけれど、自分で読み返してみても結構楽しい。続けるにはこれが一番だと思うので、しばらくやってみようと思っています。名古屋人が見たら、『ふざけてる!』とお叱りを受けるかもしれないが、何せ書いているのが私なのだから仕方ないとあきらめてもらい、他県の人には名古屋弁は汚い言葉だなぁーと思われるかもしれないが、まあ、それもあきらめてもらって気軽に見ていただければと思います。どうぞお手やわらかに(?)ご覧ください。

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第601号 2012年2月7日「映画」

映画の話はここでもよく取り上げているが、夫婦でよく映画に出掛ける。
先日は、『ALWAYS 三丁目の夕日』を見てきた。第三作目となる今回は、1964年の東京オリンピックの頃の話だ。当時、私は中学校2年生で陸上部に所属していたからよく覚えている。100メートル走のヘイズ、マラソンのアベベ、日本では円谷幸吉や君原健二。映画の中では、東洋の魔女が紹介されていたが、日本中がオリンピック一色でテレビに釘付けだった。あの頃のクラブ活動は、夏休みなどは一日中学校で遊んでいる状態で、先生も今ほど注意深く生徒を監視しているわけではなく、時々見に来る程度、勉強したり、昼寝したり、ランニングしたりと、毎日みんなで何かに熱中していた。少しずつ各家庭に電気製品が増えていった時代。映画のシーンでもあったが、ひとりでテレビを独占するなんていうことのなかった時代。みんなで何かをし、みんなで喜んだ時代だったのかもしれない。近ごろは、権利の主張ばかりして感謝することを忘れてしまった。敵と味方を区別してラインを引き、利用できる人は可愛がり、そうでない者とは話もしない。昔は、八百屋さん・肉屋さん等々、ほとんどが個人経営者ばかりだった。だから会話があった。まずい品を美味しいと言えば信用されなくなった。肌と肌とのお付き合いがあった。今は便利にはなったが会話がなくなった。隣に誰が住んでいるのかもわからない時代になった。ちょっと寂しいなぁー。

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第600号 2012年2月5日「2012年1ヶ月間が過ぎて」

1月が終わり、2月が始まった。
正月が明けると、一日が経つのが早い感じがする。『何もしていないのに・・・』という話をすると、母さんは『それはあなただけで他の従業員の人たちは忙しいのよ!』と言う。成人式もあるし、式終了後はレンタルから戻ってきた商品の整理が大変なのだ。シミ抜き・洗濯等、毎日バタバタと動き回っている。その中で、私だけがボケーっとしているわけで、『申し訳ないということをもっと感じなさい!』と叱られる。
3月になると卒業式シーズンで、今度は袴のレンタルが増えるのだが、卒業式というのは学校によって開催日が違うからもっと大変なのだ。有り難いことではありますが・・・。
正月明けに、『なでしこジャパン』の澤選手の振袖姿がニュースで流れ、それが良いということで注文が殺到しているそうです。値段はお店で調べていただくこととして、1月末の時点で、注文しても入荷は3月末から4月にかけてということでした。こういう話が出回ると、過熱するのが常ですので、現在はもっと遅くなっているかもしれませんね。有り難いことです。
近ごろ、芸能ニュースというと、芸能人のきもの姿が多く、我々業界人からするなら、本当に有り難いことです。何かの機会に着物姿で参加されるということは、本人もシャキッとされるだろうし、見ている我々も和やかでいいですね。結婚式等でも、もっと多くの人たちに着用してもらえるよう願っています。

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第599号 2012年2月1日「DM」

当店のチラシを見て来店されたお客様から伺った話だが、振袖のDMがあまりにも早くから送られてきて、その時には必要と思っていなかった。そんな頃、今度は電話がかかってきて振袖の購入の話を聞かされたので、DMはもう要らないと断った。月日が経ち、必要とする頃にはDMはまったく届かなくなっていた。当店もDM送付を断られた店の一軒だった。DM郵送が早すぎるからこういうことになるのだが、競争のように年々早くなってきている。
当店の場合、以前は秋にしか送っていなかったが、昨年は6月から送り始めた。一年以上送り続けることになるので、昔に比べると経費もかさむ。内容はというと、たくさんの小売店でグループを作ってパンフレットを作成するようになったので、店舗ごとに作成するより安価で立派になった。また、グループ内で地区割りをして同じパンフが同地区に郵送されないよう配慮もしている。各きもの屋さんが毎月何冊も送るわけだから、成人当人にしてみればうっとうしい限りかもしれない。申し訳なく思う。しかし、選ばれる店になりたい・・・欲だねぇ・・・よろしくお願いします。

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第598号 2012年1月27日「未来」

未来のことが 予見できるといいね
毎日失敗ばかりしている 私にとって
未来が見えていたら
『今はこんなことはしない』
『三日後にこれをすると良い』
など決めておけば良い
今の私のように
反省や後悔ばかりしない
未来のことが 予見できたら
私は何年何月何日に死ぬんだから
今のうちに〇〇をしておこう
友達の〇〇君に会って
あんな話こんな話をしよう
未来のことがわかったら
私のことだから
何もしなくなっちゃうだろうね
どうせ〇〇になるんだから
結果もわかってしまっていると
面白くもないか・・・
宝くじなんか購入しなくなっちゃう
ハズレばっかりだもんね
だけど しばらくすると購入しているんだ
今の私は 未来のことが予見できないから
だから 夢が見られるんだ
未来のことなんか
わからないほうがいいのかなぁー?
うん、そうだ そうだ

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第597号 2012年1月24日「寒いがね」

寒い日が続きます。毎年のことなのに、やはり寒いのはイヤだね。
先日、異常に野菜が値上がりし、キャベツが298円になっていた。雨も必要なんだなと思った。では、当店の場合はどうか。営業日、特に土曜日曜が晴れだと来店者が多く、雨だとやはり少なくなるので、天気が良いというのは小売業者にとっては恵みなのだ。
1月は振袖客が中心となるのだが、近ごろは一度で決められる方が少なくなった。お客様が賢くなった。中にはズルい人もいたりして、そこのところを見極めるのは難しい、特に新人ばかりの店は。『ホームページの〇番の商品を見たい』とか『〇日に来店するからポップティーンの〇番を用意しておいて欲しい』とか言われて、喜んで用意したのに来店されなかったり、注文の品を苦労して取り揃えて電話したら、もうすでにまったく違う商品を他店で決めていたり・・・ルール違反もあったりして、ガッガリする日も多くなった。これが現代の日本人の姿なのかと思うと悲しい。しかし、中には本当に誠実な方もいて、人間不信から救われることもある。
うつ病の人が多くなったそうだ。ダマされるほうが悪いという人もいる。でも、腹が立っても我慢するしかない、商いなんだから。だから、決定した商品をお客様が喜んでくださる姿は最高だ。今年は何人の方に喜んでいただけるだろう。

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第596号 2012年1月17日「神頼み」

正月休みを利用して出雲大社へお参りに行ってきた。
縁結びで有名な神様ということだが、『縁』という字は私の好きな文字で、当店の商標登録、つまりサービスマークとして認定も受けている。今の時代、店名・商品名をつけるにもいろいろ規制があり、勝手に使用することができない文字もあるというので、サービスマークとして申請し取得した。
話を戻すが、参拝の仕方を知らない私は、『ここの神社は、二礼・四拍手・一礼だよ』(普通は二礼・二拍手・一礼だそうです)とガイドさんから教わり、皆もその通りにお参りされていた。やはり神頼みも『しきたり』通りにしないと、お願いも受けてもらえないような気になる。可愛いところがあるのも人。前日の天気予報では雪マークが出ていたので、雨合羽を用意して出掛けたが、結局、寒さ避けに利用しただけで済んだ。
今年は、これでお客様とのご縁がたくさん結びついて、昇り龍の如く駆け上る一年になればいいなぁー。

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第595号 2012年1月13日「成人式 No.2」

成人式が終わると、振袖をレンタルされたお客様が返却に来店される。和合店での一人目は、当日の午後2時だった。初めての着付だったということと、早朝からの着用ということで気分が悪くなってのリタイア(?)となった。長い時間着ていて欲しいと願ってもなかなか難しい。反対に、日付が変わる(真夜中)まで着用してくれる人もあり、世の人に幸せをプレゼント(見て楽しむということです)してくれていて嬉しく思う。
このたび、振袖を着用された方からウールのアンサンブル着物の注文をいただいた。しばらくウールの着物を販売していなかったので、値段が高くなっていることに驚いた。モスリンの長襦袢の高額化には、さらに驚いた。それほど需要がないからだろう。原因解決の方法は簡単。我々業界人が毎日着用すればいいのだ。(着て楽しむ、持って楽しむ)・・・といつものパターンの反省で終わってはおもしろくない。自分が楽しく着ていれば、世の人にどう映るのだろうか?いつもニコニコ笑っている人の顔はやはり幸せを感じる。ユニークなジョークがポンポン出る。その人がどんなに苦労をされていても、そんな思いが体中から発散されるから、深みのある人間と映るものだ。
着物業界の10年後はどうなっているか?良いイメージングの中で、まずは着物を着用しよう。

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