きもの選びは友達探し、あなたの笑顔に癒される by かずまさ

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第972号 2022年5月31日「ウォーキング」

しばらく朝のウォーキングをやめていた。腰が痛かったからだ。病院で、痛み止めの飲み薬と湿布薬を処方してもらい、湿布薬は腰にも足にも貼っていた。
『湿布薬は心臓に悪いらしいよ。』と女房が言う。テレビでやっていたというのだ。貼った時はスーッとして気持ちが良いが、痛みは治まらない。こういうものだと思って、貼り続けていたが、これ以上続けてもしょうがないと思った。多少痛みは残っていたが、貼るのをやめることにした。湿布薬は無駄だった。
久しぶりに歩く鶴舞公園は気持ちが良い。『久しぶりですね!』『元気になられたのですね!』と声を掛けられる。調べてみたら、7ヶ月間も歩いていなかった。
これまた久しぶりのラジオ体操で、硬い体を動かす。やはり痛い。足を引きずってでもいいから、また公園を歩こうと思う。
しかし、人間の体って、結構丈夫にできているものですね。二度と公園のウォーキングはできないと思っていたが、再開できて、とても嬉しい。

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第971号 2022年4月25日「月刊なごや」

971『なごや百選会』で名高い東海エリアの情報誌『月刊なごや』を平成25年から配布している。基本は来店客にだが、顧客や成人振袖対象者にも配っている。平成25年より前にも、何年か配布していたから、かれこれ10年以上利用していることになる。
この情報誌、タイトルの通り名古屋が中心なのだが、愛知県のほか、岐阜県や三重県のお店も載っている。飲食店の紹介が多いが、ファッションや人物紹介、名物、観光など話のネタになりそうな話題も多い。
配り始めたものの『着物屋』なのに…と疑問を持ち、中断していた時期もあったが、ここ何年間は続けていてよかったと思っている。4月号が474号だから、今年の10月には発刊40年になる。40年ものあいだ続けるということは、毎月の情報集めのみならず、いろいろと大変なこともたくさんあっただろう。
名古屋生まれの私でも、この情報誌を読んでいると知らないことばかり。最近では、次号を楽しみにしてくださるお客様も増え、嬉しく思う。40周年記念号はどんな特集を組まれるのか?今から期待している。

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第970号 2022年3月28日「成人式」

4月から成人年齢が18歳に引き下げられる。名古屋では、今まで通り20歳で成人式を行うことが決まっている。成人式については、いろいろな場で議論されてきたが、着物業界にとっては良かったと思う。また、受験の時期と重なるので、対象者にとってもこのほうが良いのではないかと思う。
昔は18歳といえば、女性の本厄の年。『厄災が多く降りかかる年』とされていて、陰陽道が由来だとか。難しいことはわからないが、災いが起こることは避けたいから、お寺や神社で厄払いをした。現在は『厄』の話をする方は少なくなったが、早く振袖を作られた方は、厄払いのために振袖を着用されるとよいでしょう。
18歳成人にはいろいろな問題点がある。例えば、本人の意思で借金ができるようになる。『もう大人なんだから』『まだ子どもじゃないか!』人により意見は分かれると思うが『酒は20歳までダメ』というのもおかしな話かな?道徳教育が重要だが、それはすべて大人が教えるもの。我々大人がもっときちんとしなくてはいけないのかな?

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第969号 2022年2月18日「コロナ」

コロナ禍も3年目に入った。工場の操業停止や物流の停滞のせいで、いろいろな製品が品薄状態であることは、テレビの報道などで知っている。だが、この2年間、すぐに必要なものはなかったので、私自身は、特に不便を感じることもなく過ごしてきた。
しかし、我が着物業界でも、昨年末くらいから、影響が出てきたなと感じることがあった。振袖セットに利用する小物の一部が品不足となったのだ。
あちこちの問屋に電話をし、探し回って何とか手に入れた。その時驚いたのは、普段ならいつでもある品が無いということだった。どこに電話しても無いのだ。試しに通販サイトで検索してみたら、販売しているところを見つけた。だが、その品は古いのか?新しいのか?ネット通販は、あらゆる商品を探すことができてとても便利だが、実際に手に取ってチェックすることができない。それが残念だ。
一方で、季節商品は山のようにあり余っている。例えばゆかた。この2年間、仕入れた品が動かない。お祭りや盆踊りがない。だから買う必要がない。価格を下げる。安くても売れない。在庫を山のように抱え、倉庫に保管しているメーカーや問屋。捨てるわけにもいかないから、次年度に包装し直し、価格を下げた値札を付け直す。そうすると、新商品を作っても安価でしか売れない。生産者、職人がどんどん辞めていく。
そろそろ夏物の展示会が始まるが、今年はどんな工夫をして対応するのだろうか?

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第968号 2022年1月5日「あけましておめでとうございます」

968あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします
・・
今年は寅年、私の年でもあります。
コロナ禍が3年目に入り、現代の医療や科学をもってしても、なかなか収束しないのは残念です。歴史を遡ってみても、感染拡大しては何年後かに終息し、忘れた頃に、また新しい感染症が流行するといったパンデミック(世界的大流行)は過去に何度もありました。
正月・成人式・初釜等、1月は着物を着用する機会の多い時期、私ども着物業界にとっては、大忙しの時季です。早く収束して、マスクの無い顔での写真撮影をしていただきたいものです。この2年のあいだ、密を避けてのことでしょうか、七五三も長期間にわたり、参拝や写真撮影がありました。コロナを気にしない生活が早くしたいですね。
・・
今年こそコロナが終息し、安心・安全な社会となりますように!

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第967号 2021年12月17日「2022年に向けて」

令和3年もあとわずか、今年もコロナ禍が続き、新型のオミクロン株も現れ、来年もコロナの動向が気になる。
私も高齢者のひとりだが、元気な老人でも、2年も外出を控えていたら体がなまり、弱って来る人も多いとか。コロナが原因ではないが、今年は身内が3人も亡くなり、悲しい年で終わった。
日本の高齢化はどんどん進み、2030年には約3人に1人が65歳以上の高齢者となる見込みらしい。元気な老人でありたい。
商いのほうでは、正直屋も最近Instagramを始めた。情報発信するのに、いろいろな手段がある。facebookは以前からやってはいるものの、新しいことはさっぱり理解が出来ない。結果、人任せにしてしまい、皆に迷惑ばかりかけている。
消費税額表示の義務化で、HP掲載商品の価格チェックをしていた時、他にも間違いなどがたくさん見つかった。修正していたら、今度は目が悪くなり、これも困ったことになった。
商品については、来年から新しくレースの付いた振袖を展開してみようと準備を進めている。若い人の提案には、耳を傾け、いろいろトライしてみようと思う。
良い年になるよう努力したい。

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第966号 2021年9月20日「HPについて」

966正直屋のブログを始めて15年ほど過ぎたろうか?今回が966号になる。当時のHP作成委託業者の担当者に勧められ、初めは週に2~3本書いていたが、最近は月1本のペースで書いている。ほかには、facebookが140号。思いつくまま文章を並べているが、『お知らせ』や『新着情報』も書いているので、目が悪くなり仕事が出来なくなった、と言いながらも、毎日何かと忙しい。
ITには、宣伝方法がいろいろある。Twitter、LINE、LINEブログ、facebookなどなど。2~3年前からはInstagramがいいとか。私は文章を書くことはできるが、スマホを操作したり、検索したりはまったく出来ない。だから、データはすべて従業員に出してもらっている。検索順位でトップページにいないと商いに効果をもたらすことは出来ない、とずっと言われ続け、知人に聞くなどして、懸命に手法を学んできた。プロではないので、もう無茶苦茶かもしれない。私のHPだから、まあ仕方がない、と思っている。
今年の4月から税込価格表示が義務化されたので、HPの表示を直し始めたら、それだけでは済まなくなり、商品の入れ替えや誤字脱字の修正など、完了まで4ヵ月半かかった。業者の方には大変ご迷惑をおかけした。これで多少は良くなったかな?
ITに目覚めさせてくださった森先生は、昨年亡くなられた。生きておられたら、『もっと勉強しなさい』とおっしゃるだろうが、先を読む能力は、私には無い。ただ、HPを開設した頃、当時の番頭には、『パソコンなんかで遊んでいる社長の下では働けない!』と言われたものだが、もし開設していなかったら、正直屋はとうに消えている。私にも、多少なりとも先を読む能力は備わっていたのかな?
厳しい時代だが、現在の場所で生き続けるには、ITの利用は不可欠だと思う。いくら能力のあるベテラン社員でも、人は年を取る。体も考え方も若くありたい。

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第965号 2021年8月1日「布団」

30年ほど前は、結婚が決まるとお祝い着、仏事に使用する着物等を順に揃えた。最後に購入するのが婚礼布団。男女ペアの組布団(掛け・敷き布団)のほか、座布団を10枚か5枚、夫婦座布団、他にタオルケット、毛布等だ。当店のお客様では、現在、寝具を用意する方は、羽毛の掛け布団・敷き布団のダブルまたはシングル男女ペアくらい。自分たちが使用する品であって、お客様用の布団類を購入するお客様はほとんど無い。来客があっても、近くのホテルに泊まるか、日帰りで済ますことが多くなったのか?
もうすぐお盆がやってくる。女房の実家に帰省すると、兄弟や子どもたちが集まっては夜遅くまで話をし、たくさんの布団を並べて雑魚寝したものだ。田舎だから、毎年行くところや遊ぶところは同じ。夏はプール、冬はスケート。それでも楽しかった。懐かしい思い出だ。親がいたから出来たことで、亡くなれば、それもなかなか出来ない。食事や布団の用意だけでも大変だ。
今年もお盆がやって来る。コロナ禍とはいえ、墓参りくらいはやっておきたい。

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第964号 2021年7月26日「暑中お見舞い」

暑中お見舞い申し上げます
いつもの暑さが戻ってきました
熱中症対策をして
お体をおいたわりくださいますように!
令和3年 盛夏
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** お盆休みのお知らせ **
本店:お盆も休まず営業いたします※定休日(木曜日)を除く
和合店:8月11日(水)~16日(月)まで休業いたします
ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます

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第963号 2021年6月29日「手作り」

コロナ禍ということもあり、この1年間で商いの手法もずいぶん変わってきました。ITを利用して物を売っている企業は、たくさんの利益を出しています。
最近は、高額な品までITを利用して購入する方もあり、今後の社会は、どうなっていくのだろうか?と疑問を持ちます。本来、人が快適に思ったり感じたりすることは、機械にやってもらうサービスではなく、人にやってもらうサービス、つまり会話から始まるものだと思うからです。
大量生産されて生み出される品は、確かに安心で安全で使いやすく、計算された良さが備わっています。しかし、それでは満足できない品もあります。流行のある品、個性的な品が、その部類に入ります。我が着物業界は、それに当てはまります。しかし、現実は、ほかの品と同様に計算された商品の開発に向かっています。そのひとつがインクジェットです。印刷だから精巧で、同じものを何枚でも作ることができます。欠点はありません。人の手による品の特長を強いて言うなら、『職人が作る品には味がある』などという言葉で表現されるものでしょうか?
今までの伝統技術が失われていきます。日本の着物業界は、何を残そうとしているのでしょうか?機械化されても、伝統工芸品の中には、今でも職人により作られており、人々に喜ばれ、使われている品がたくさんあります。
コロナ禍で、ITで物を購入する人が多くなりました。良い商品を大量に海外で作り、安価で届けられる。それが現代です。一部のお金持ちが物を作り、動かし、儲け、支配しています。ITが進めば進むほど、その差は広がります。

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