第896号 2016年6月3日「データは嘘つかない?」

896過去3年間の振袖の売上データを出してみた。自分で感じていた地区予想とはずいぶん違ってきた。良いと思っていた地区がそうでもないのだ。テレアポでは良い返事をいただいていたのに、新たに進出してきた、その地区の大型ショッピングセンター内のテナント店や貸衣装屋、写真館に持って行かれてしまう。注意深くその動向をチェックしているつもりなのだが、電話での感触がいいと、つい良い地区と思い込んでしまう。定期的にデータチェックをしなくてはと思った。
良い地区が悪い地区に変わっていることが多い中、その反対もある。世の中おもしろいものだと思う。DMを出していない地区からの来店者があるのだ。中小企業ながら当店も十数年にわたりウェブサイトを公開している。それを見た方から資料請求や問い合わせがよくある。有難いことなのだが、人気商品に集中してしまうところが困りものだ。
最近、同業他社からフリーダイヤルでよく電話がかかってくる。『近々、母と伺いたいのですが・・・』の文句には誰しも弱い。そして、的を射た質問が多い。真面目に答えるようにしているが、私も聞きたいと思うようなことばかりだから、『上手いなぁ~』と心の中で思いながら答える。
データは誰しも欲しい。簡単にその答えを教えてくれるなら、やってはいけないこともする。そんな時代なのか?イヤだね。

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