第818号 2014年6月3日「振袖DM作り No.2」

振袖21グループでは、今月も、新作振袖の下見をワクワクしながらやっています。しかし、もうDMの発送をすでに終え、テレアポをしているお店もあります。
4月から消費税が上がるということで、今年は特に過熱していたのでしょうが、そんなお店に限って、『もう遅いですよ。良い柄から売れてしまいますし、当日の着付けの予約も、早い時間帯になってしまいますよ。』と言葉巧みに煽(あお)ります。
決して遅いということはないのです。でも、そんな言葉にダマされて、慌てて購入される真面目な方もたくさんいらっしゃるのが現実です。中には、三年以上も前に、振袖の成約をされたというお客様もあります。お茶や踊りなどの習い事や、結婚式に出席するため、あるいは、19歳の厄払い等で着用の機会があるなど、理由があって早めに作られる方は別ですが、普通では考えられません。
新作が出揃うのは、前年の9~11月頃です。着用する頃には、三年前の旧柄になってしまいます。ご本人が気に入っておられるのならいいのですが、洋服だったら、考えられないことだと思います。
28年成人の方で、先月振袖を購入されたお客様が話しておられました。『あなたの店のDMは届いていないけれど、他店から14件届いています。』と。正直屋は、一年中ホームページで宣伝し、どの年齢の方でも見られるようになっています。そして、DMは、毎年6月か7月に第一回目を発送します。
どうか、じっくり考えて、本当にご自分が気に入った着物を選んでください。そして、できるだけ長時間、何回も着用してやってください。

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