第800号 2014年3月28日「卒業式 No.4」

卒業式の支度というのは、早い人では、一年も前から準備される。ところが、のんびりした人や忙しすぎる人は極端だ。卒業式前日に、何を着るのか決められる人もあった。
今年は、こんな出来事があった。朝、出勤すると、店の前に一台の車が止まっていた。驚いたことに、それは、今日が卒業式だというお客様だった。そういえば、前日の夜、電話で開店時間の確認してきた方があった。(ちなみに、店は午前9時20分には開いています。)
そのお客様は、以前に一度、来店されていた。その時は、他の店も見に行かれるということで、商品は選んだものの、契約せずに帰って行かれた。その後、電話も何もなかった。
通常、このような場合、数日間はお取り置きしておくが、何の連絡もなければ、商品を片づけてしまう。こうなると、あとからもう一度出そうと思っても、どの商品だったのかわからなくなってしまうことも多い。しかし、今回はラッキーなことに、お取り置きの状態のままにしてあった。
当日だから、もちろんヘアはできない。着付は、運よく着付のできる従業員が出勤していたので、やってあげることができた。前夜の電話の折に言ってくだされば、全部のお支度ができたのにと、私も気づいてあげられなかったことを悔やんだ。聞けば、アルバイトに忙しかったそうだ。
卒業式の時間には、間に合いそうだった。一生に一度の卒業式、楽しい思い出を残すことができたかな?

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