第733号 2013年6月28日「着付について」

(こんなことを書くと、着付の先生方のお叱りを受けるかなぁー?)と思いながら書きます。
着付は、確かにきれいに着装されている方が良いです。しかし、着物を毎日着用されていない現代人が、きれいに着れるはずはないのです。
着用するとすれば、大概、何か晴れの日、または、悲しみの日のことが多いでしょう。普通の人なら、年に数回あるかないかのことです。そんな時は、業者にお願いして、ヘア・メイク・着付をしてもらえばいいのです。袋帯なども、自分で結べる人は少ないです。自分で着ることを考えるより、業者に頼んで結び方に工夫をしてもらって、おしゃれを楽しめばいいのです。そうすれば、短時間で仕上がるし、プロのセンスで上手に作ってくれると思います。
反対に、それ以外の日の着装は、自分の思うままに着ればいいと思います。洋服に着付教室がありますか?老人から見れば『だらしのない着装』を、若い人たちは、自分にマッチしていると着こなしています。着物も好きに着用すればよいのです。帯だって前で結んだりして自由に楽しめばいい。
私は、ほとんど毎日着物姿ですが、きれいに着ているとは思っていません。出来る限り店の顔として着続けたいと思っています。暑ければ、夏物や単衣、寒ければ、合せ着・綿入れ半天・商人コートあるいはマフラーを締める。着物は着る物、礼装の決まり事以外は、誰が何を言おうと、好き勝手に着装すればよいのです。それよりも、もっとたくさんの日本人に着物の良さを楽しんでいただきたいと思います。

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