第715号 2013年4月19日「お店紹介 No.3」

ある日、新規客が玄関に立った。『ご来店ありがとうございます。初めてのご来店ですのでご登録が必要です。隣のドアを開けていただき、その中にある書面に必要事項をご記入いただくか、口頭で質問にお答えください。なお、当店は完全予約制です。本日は、午後2時からのご入場となりますので、悪しからずご了承くださいませ。』というアナウンスが流れた。続けて、『本日のご予定が合わないようでしたら、後日、ご来店前にお電話をいただければ、その日の空き時間をお知らせいたします。』という案内もあった。初めての来店者は、顧客と一緒に入店するか、紹介カードを事前に登録しておかないと入場できないシステムになっていた。入口は、防犯カメラが監視していて、ドアを破り無理矢理入場しようとすれば、警報機が鳴り、すぐに警察が来る。店内の映像は、常に記録されているので、注文間違いも一切ないシステムだ。店の人間と直接やり取りをしたい場合は、予約時に言っておけば、その時間に係が必ず待機している。洗い張りや仕立て直しの相談、シミ抜き等の場合は、やはり直接依頼するのが一番良い。
商いの方法も進歩し変わる。どんな商売が一番良いのだろう?新作商品の発表も、メーカー発表が直接映像で流れ、本人が着用した姿もすぐ見られる。もちろん契約さえしてあれば、来店しなくても自宅にいながらにして購入が可能な時代になった。便利になったものだ。

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