第700号 2013年2月26日「生命保険」

62歳にもなると、昔掛けた生命保険の見直しの時期となる。もちろん一生保障のものもあるが、そうでない場合、どうするか色々と悩む。子ども達はすでに成人し、一人前になっているから、考えることは店のことと妻のことだ。
自分は糖尿病なので、40歳を過ぎてからは新たな保険加入ができなくなった。外資系の保険会社が、病気にかかっていても加入できる商品を数年前から売り出していて、掛けようかとも思ったが、いざという時に保険金がおりないなどという話もあり、申し込みを控えていた。
そんな時、ある日本の保険会社の方から、無審査で入れる保険が出来たと聞き、入ることにした。毎月の保険料は1万5千円、入院すると1日1万円の保障だが、期間は最長で2ヶ月間、手術は500万円までの保障だ。
しかし、契約後に、もう一度よく考えてみた。もし、銀行に毎月1万5千円預けたら、1年で18万円、2年で36万円貯まる。1ヶ月も入院することはあまりない。それに、今までの保険が65歳までは保障してくれて、死亡したら見舞金もくれる。保険料1万5千円の保険は、死亡見舞金は出ない。年を取れば、2ヶ月ばかりの入院給付では済まないだろう。
現在、自分は毎月大学病院に通っていて、尿検査・血液検査をしてもらっている。血圧測定・聴診器による診察も受けていて、肺のチェックもしてもらっている。そして、わからないことがあれば、その場で必ず先生に聞くようにしているから、健康な人よりも健康管理をしているつもりだ。
色々迷ったが、保険期間が満了となる65歳になるまでの間に検討するということで、新たに加入した保険は解約することに決めた。その期間に、もっと良い保障の商品が出てくるだろうと思う。

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