第698号 2013年2月20日「問い合わせ」

1・2月は、成人式の振袖の問い合わせやカタログ請求、また、『振袖は作ったから、もうDMは送ってこないで』という電話も多くあります。『カタログの何番の商品はありますか?』という商品の問い合わせの場合、迅速に対応できるよう努力はしていますが、どうしても後日のご回答になってしまうものもあります。他の店舗からの取り寄せの場合などは、『明日以降なら入荷しますが、ご覧になりますか?』と伺うと、大半は『取り寄せて欲しい』とおっしゃいます。しかし、入荷後、携帯に電話しても出てくださらないお客様もあり、『あの問い合わせは何だったんだろう?』と首をかしげたくなる時もあります。
正直屋のホームページには、寝具のコーナーもあります。最近はあまり注文がありませんが、『ふとんの打ち直し』もやっています。近ごろの既製品は、掛ふとんは羽毛、敷きふとんは羊毛が多くなりましたが、今でも綿のほうがいいと言われるお客様もおられます。打ち直しであれば、綿の量を少なくすることも可能なので、押入れに上げ下げしている方、特に高齢の方には喜ばれます。
先日、久しぶりに打ち直しの問い合わせがあり、綿を預かりに伺いました。若い奥様だったので、『打ち直しのことをよく知っていたなぁ』と思いながら費用についての説明をしたところ、高額だと思われたのでしょう。『検討します。』とのことでした。既製品の綿ふとんは、工場生産だったり、海外仕立だったりで安価です。綿のほうが寝心地が良いと気に入っておられる方か、こだわりがある方くらいしか打ち直しはされないでしょう。日本は人件費が高いので仕方がありません。
時代の変化で、知らないうちになくなっていく商品が、これからもたくさん出てくるのでしょうね。

ページの頭に戻る