第662号 2012年9月21日「昔の話-私のこと No.25」

平成16年9月に、東京の雑誌社・PR現代から、情報誌『sakura』の名古屋地区の枠が空いたからやらないかとの誘いがあり、以前から利用したかった雑誌だったのですぐに始めた。
PR現代から、京都で450年営んでいる京友禅の老舗メーカー『千總』を紹介していただいた。高額品を売るには商品知識やテクニックが必要だが、いくら良い取引先から良い商品が入荷してきても、当時の一年生ではレベルが低すぎた。従業員研修のために京都や金沢にも行った。私が焦るだけで、毎日少しずつの成長しか望めなかった。
DMも私が作ったものでは、研究され尽くした振袖店のDMには勝てっこない。振袖専門店は、毎週のように立派なDMを送っていた。
平成17年に入り、日比野店の番頭が退社した。猪子石店店長夫婦の退社より2年遅れの67歳での退社だった。退職金の関係もあり、一度に退社にならなくて有り難く思った。しかし、その後、後任店長がなく、仕方なく閉店し、跡地はパーキングにした。平成17年には親父が理事長をしていた名古屋呉服商協同組合の理事になった。

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