第518号 2011年3月25日「卒業式の着付け風景に思う」

3月1日より高校の卒業式が始まり、10日過ぎくらいからは毎日のように袴の着付けを予約されたお客様の来店が続きました。
5~6年前までは矢絣(やがすり)や色無地着物で袖丈も1尺3寸くらい(約50cm)だったのが、現在はほとんど2尺袖(約76cm)の品になり※魂振り(たまふり)の振袖のよう。袖が長いと自然と華やぐ(異性を呼び寄せるから?)  ※印・・・詳しくは第499号をご覧ください。
柄も明るくたくさん入り、卒業記念行事にはとても似つかわしい光景だ。誰が考え仕組んだものかは知らないが大したものだ。もちろんバレンタインデーのようにはいっていないものの活気が出ていい。当店でもヘアー・メイク・着付けの3点セットが多く、当日は『きもの屋』から『美容院』に変身。日頃は静かな店内も活気にあふれ、とてもいいムード。
何でもいいからお客様が毎日来店してくださるような仕組みを考えなくてはいけないと思う。

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