第468号 2010年9月17日「おつづきいかがですか? No.8」

久しぶりの 『おつづきいかがですか?』 です。
通称、中山の広瀬さんにはいろいろなことを教えていただいた。毎回おいしいお抹茶とお菓子をいただくのだが、お抹茶を出しながら、お話をしながら、洗い張りの 『ほどき』 (着物の糸を取り、バラバラにすること)をされる時もあり、そうなると、仕立もいい加減な仕立屋には出せなくなる。というのは、どんな仕立をしてあるのかチェックされるわけで、『上手な仕立屋さんは、手を抜くところときちんとしなくてはいけないところの加減がうまいねぇ~』 などど言われると、内心ヒヤッとすることがあった。それにしても、糸の抜き方がとても上手かった。私も時々 『ほどき』 をさせられたが、ハサミばかり使用するから、あとで、切れた糸の掃除が大変だった。現在、『洗い張り』 をされるお客様も少なくなって寂しくなった。
もう1杯おいしいお抹茶を・・・さぁ、おつづきいかがですか?

ページの頭に戻る