第351号 2009年5月15日「男の着物 No.2」

祖父の残した写真を眺めていたら、「本店(鶴舞)の道路は将来名古屋では一番繁盛する商店街になるはずだから・・・」といわれていた話を思い出した。(東山動物園の前身が鶴舞公園であった。)
私が小学生の頃には八百屋、お茶屋、帽子屋、洋菓子屋、旅館など色々なお店があった。道路拡張で移転させられたり、店を閉められたりで商店街もさびれ、お店として残っている店の数も少なくなった。不思議にコーヒー屋だけは100m以内に3軒あるが、コーヒー好きの方が多いのか?あとは寿司屋さん、床屋さん、文具店と私の店ぐらい・・・寂しい限りです。
近くの商店街をチェックすると、この10年ぐらいの間に急にお店がなくなってきている。どらやきがおいしかった(貫太郎焼き)店がなくなっした。よく立ち読みさせてもらった本屋さんも。年老いて閉められるお店もあるが、後継者がいなくて閉じられたり、運悪く破産されたり・・・よく知っているお店がなくなるのはイヤだね。なんか思い出までとられる様だ。
便利になることは何につけても良いことが多いけれど、不便だから生き残れる場合もあり、特に我々中小企業の場合それがサービスになり、値段よりもそのサービスの為だけで販売が可能だったりする訳です。近ごろのディスカウントは値段が安くても、何か人と人との関係が冷たくなったように感じませんか?
おいしいコーヒーは出ませんがインスタントコーヒーぐらいは出せますから、思い出なんかを語りに遊びにご来店ください。お待ちしてます

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